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  壁に穴を空けずに天吊りを実現する

 VPL-VW11HT を購入して半年後、結婚したため六畳間の1DKから八畳間の2DKに引っ越すことになりました。ここでは引っ越しの際に考えたプロジェクターの設置方法について書きたいと思います。

 それまで私はプロジェクターをコンポが置いてあるラックの上に置き、自分はコンポの前に座って視聴していました。ですがこれだとラックの奥行き分だけ自分が前に出る必要があり、結果的に部屋も狭くなってしまいます。そこで今回はぜひ視聴するためのソファーをスクリーンと反対側の壁につけたいと思いました。ですがそれに伴い視聴位置より前にプロジェクターを置いてしまうと、ワイド90インチへの投影は距離的に不可能です。そのため、この二つの条件を実現するにはどうしてもプロジェクターを天吊りする必要がありました。

 プロジェクターの天吊りは天井に直接固定する方法が一般的です。ですが引っ越し先は賃貸マンションなので、当然天井にいくつも穴を空けるわけにはいきません。またスクリーンも壁に打ち付けられません。というわけで次のような方法をとりました。

 まずスクリーンの設置をするために以下のものを購入しました。ホームセンターで手に入るものばかりです。

つっぱり棒 2本 部屋の高さ以上の長さで両端が結構強力なもの
U 字金具 2つ つっぱり棒の直径より少し大きいもの
I 字金具 2本 U字金具とプロジェクターのボルトサイズに合うもの
板状のプラスチックゴム 1枚 一辺がつっぱり棒の円周以上のもの
ボルト 2本 スクリーンのボルト穴のサイズに合わせる
ナット 6つ U字金具固定用とスクリーン固定用

 「つっぱり棒の円周 × 3cm」くらいの長方形に切ったゴムをつっぱり棒に巻いて、 U 字金具と I 字金具でしっかり固定します。このとき、つっぱり棒を立てて I 字金具の余りが内側に向くようにしておきます。これを二本作ったら、それぞれ余っている I 字金具の穴にボルトを使ってスクリーンを固定します。ゴムが滑り止めクッションの役割をしているので、スクリーンを出し入れしてもずり落ちることはありません。

スクリーン設置(正面) スクリーン設置(裏面) スクリーン設置


 次にプロジェクターですが視聴ソファーの真上に設置するため、ルミナスのワイヤーシェルフでソファーを囲うようにし、その天板に天吊りしています。以下のものを購入しました。

ポール(ルミナス) 4本 部屋の高さより若干短いもの
シェルフ(ルミナス) 1枚 ソファーの幅より大きいもの
I 字金具 3本  
ボルト 3本 プロジェクター固定穴のサイズで長めのもの
ナット 3つ  
蝶ナット 3つ  

 互換性はありませんが、ルミナスと似たワイヤーシェルフにホームエレクターがあります。両方の内容を比べた結果、価格が安いのと天板のサイズ的な問題でルミナスにしました。ワイヤーシェルフを組み立てたら、天板の上に I 字金具を置きボルトに通したナットで挟んで固定します。これをプロジェクターにある天吊り用穴の位置に合わせて作り、天板から出ているボルトにプロジェクターを固定します。こうやって I 字金具と天板のワイヤーを交差させることで落下を防いでいます。またナットを蝶型にしたのでプロジェクター自体の微妙な高さ調整が気軽にできます。プロジェクターとの配線をポール伝いに天板へ持っていくことによって見た目もすっきりさせることができました。

プロジェクター天吊り(アップ1) プロジェクター天吊り(アップ2) プロジェクター天吊り(全景)


 実際にやってみると部屋が広く使えてゆったりと視聴することができます。使わないときはスクリーンもプロジェクターも邪魔に感ることなく、ワイヤーシェルフの存在も気になりません。自分ではこの環境にとても満足しています。

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LastUpdate 2002/08/17