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  妊娠3ヶ月  〜 イチゴの月 〜 (胎児の重さの目安)
身長 : 約 3 cm → 約 9 cm  体重 : 約 4 g → 約 20 g
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  8週目
  2003/10/20 (Mon)
さぁ、いよいよ3ヶ月に突入だ。よくドラマで、

医者 「風邪じゃないみたいですよ。それから・・・おめでとうございます、あかちゃんです。3ヶ月ですよ。」
患者 「・・・え?(目が点)」

みたいな会話が交わされる3ヶ月だ。今思えば妊娠3ヶ月で「え?」とか言っている妊婦は、つわりもなくて、さぞかししあわせ者だろう。
たまひよ妊娠大百科」にある「ママの変化 8〜11週目」のページを開いてみる。

私  「なになに・・・つわりは通常は妊娠5〜6週ごろに始まり、8〜9週をピークに、11〜12週ごろまで続きます。妊娠3ヶ月は『つわりの月』といっていいでしょう・・・だって。」
相方 「ひぃぃぃ〜っ。」

いじめすぎか?・・・がんばれ、相方!

  2003/10/21 (Tue)
会社を出てから相方に「今から帰るよ〜」とメールを送ったところ、「気持ちが悪くて、今日は夕飯作れない」という返事が来た。

相方さん・・・本当にマニュアル通りの症状が出てますね・・・。
というわけで近所のスーパーに入る。たしか冷蔵庫にあるのは・・・大根、キャベツ、ネギ、舞茸、挽き肉・・・。おっ!うどんが安いじゃないか・・・相方も食べられるようにさっぱりと、ポン酢でおろし焼きうどんでも作りましょう。

相方 「ふぅ〜っ、おなかいっぱい。」
私  「おっ、全部食べたね?結構たくさんあったぞ。」
相方 「うん、食欲はあるんだよねぇ〜。食べた直後は気持ち悪くないし・・・。」

そんな会話から経つこと10分・・・。

相方 「・・・あぅぅぅ・・・・・。」

再びつわりに苦しむ相方の姿があった。

ところで、昨日読んでいた「たまひよ妊娠大百科」によると、8週目からはミニミニあっくんの呼び名が変わるらしい。今まで「胎芽」と呼ばれていたのが「胎児」に変わるのだ。「芽」から「児」へ・・・なんとも洒落た変わり方ではないか。たった1個の細胞が「芽」となり「児」へと成長していく。そう考えるとなんだか夢があるな。元気に育つんだぞ、ミニミニあっくん。

  2003/10/23 (Thu)
それは私が帰宅して10分ほど経ったときだった。
部屋着に着替えようとしていた私に、トイレから出てきた相方が一言。

相方 「・・・ちょっと出血したみたい。」
私  「ほんとに?・・・うーん、とりあえず今日はこれからじっとしてるんだよ。」
相方 「えぇ〜大丈夫だよぉ〜。」
私  「はいだめ〜。夕飯作るから、それまでベッドに入って安静にしてなさい。ね?」
相方 「ぶぅ〜、寝ーたーくーなーい〜・・・。」
私  「あのですね、自分のために寝るんじゃないのよ。ミニミニあっくんのために寝るんだからね。」
相方 「確かにそうだわね。わかったです。」

相方の話では、ちょっとおかしいなと感じてトイレに行ってみると、褐色で少量の出血があったとのこと。ひとまず相方を布団で巻いてから夕飯の支度をする。
一緒に夕飯を食べ、私が風呂からあがって部屋に戻ると、そこには「たまひよ妊娠大百科」の流産に関するページをを熱心に読んでいる相方の姿があった。
・・・相当不安なのだろう。心拍が確認できたからといって、安定期と言われるのはまだまだ先だ。出血は流産となるひとつの大きなサインである。私もしばらく相方のとなりに座って、一緒に本を読んだ。

私  「褐色で少量の出血ってことは、切迫流産の可能性があるってことだね。」
相方 「うん・・・。」
私  「まぁ心拍が確認できてからは、安静にしていれば大丈夫なことが多いって書いてあるし、前向きに考えようじゃないの。」
相方 「う〜ん・・・でもやっぱり心配だよぉ〜。」
私  「それに、産婦人科に行かなきゃ結果はわからないんだし、読めば読むほど不安になるんだからさ。今日はもう寝よう、ね。」
相方 「あぅぅぅぅ〜。」
私  「はい本を閉じましょう・・・さぁベッドに入りましょう。」

だがベッドに向かう相方の手には、しっかりと「たまひよ妊娠大百科」が握られていた・・・。

まったく・・・私以上に頑固者だね。しかしこれも母性の表れと考えれば、見ていて嬉しい。妊娠に関する本を買い始めた頃は、私の方が隅々まで良く読み、知識も豊富だったが、最近では確実に相方の方が詳しくなっている。エコー写真やつわりによって、ますます母親としての意識が高まっている証拠であろう。
とにかく結論が出るのは明日の午前中だ。今夜は相方の不安が増す前に寝かせることにしよう。

  2003/10/24 (Fri)
私  「さ〜てと、俺も会社休むかな・・・」
相方 「いってらっしゃ〜い。」

というわけで前回と同様、私は出勤だ。とりあえず会社には来たもののやはりどこか落ち着かない。明らかに時間の経つのが遅く感じる。

ところで流産に関する知識などというものは、本人や妻が妊娠するまではあまり持ち合わせていない。妊娠初期の流産に至る確率は10〜15%もあり、その原因のほとんどが母胎側ではなく、染色体異常などによる受精卵側にあることが多い。そしてこの染色体異常は卵子、精子ともに誰もが起きていることであり、あまりに早期で気がつかない人も含めると、健康な女性であっても約8人に1人が妊娠初期の段階で流産に至っているのだ。
・・・健康で産まれてくることがどれほど奇蹟なことか。仮に流産だったとしても次がある。大切なのは相方の心のケアだ・・・。

相方からメールが来たのは11時半頃だった。結果は「出血は子宮からのもではないから大丈夫」とのこと。

よっしゃ!

思わず手に力が入る。メールには「頭と手足見えたよ。そして母子手帳ゲット!」とも書かれていた。 そっかぁ、頭と手足見えたのか〜。やっぱり一緒に見たかったな・・・。ついに母子手帳を手にする日が来たんだね・・・産婦人科を出てからそのまま市役所に行ったんだろう。それにしても「母子手帳ゲット」って・・・完全にベネッセ思考だな。まぁとにかくよかった、よかった。
さてと、今日はとっとと仕事片づけて帰るぞ〜ってなわけで、いつもよりかなり早い時間に会社を出たのであった。

こちらが本日(8週4日)のエコー写真だ。

エコー写真(1) 8週4日(2003/10/24) エコー写真(2) 8週4日(2003/10/24)

左側がいつものスタイルで撮ったもの。右側が少し離れた位置から撮ったものだ。産婦人科の先生に、

  先生 「こうやって離れたところから見ると、なんだか宇宙船の中にいるみたいで神秘的でしょう?」

と言われたらしい。うーん・・・闇の中で心地よさそうに宙に浮かぶ姿は確かに神秘的ではあるな。
それにしても前回の診察から8日しか経過していないというのに、驚くほどの成長ぶりだ。今日現在のCRL(頭のてっぺんからお尻までの長さ)は16.5mm。前回と比べて約1.5倍の大きさになっている。向かって右上が頭で、左下が足。その中央付近にはしっかりと手も確認できる。実にきれいな二等身のミニミニあっくんだ。素晴らしい。

相方 「予定日がちゃんと決まったよ。5月31日だって。先生に『多いなぁ〜』って言われた。」
私  「ん?」
相方 「今のところ5月31日が予定日の人ってあと2人いるんだって。」

母子健康手帳(表紙)
相方が通っている産婦人科は決して広いわけでもなく、いわゆる町の産婦人科のイメージだ。そこで同じ予定日の人が3人もいるのは珍しいのかもしれない。5月31日か・・・クリント・イーストウッドと同じ誕生日だな。

相方 「でね、帰りに駅前の市民窓口に寄ってきて・・・ついにもらってきました!母子手帳!」
私  「おぉ〜っ!おめでとう!」

念願の母子手帳を手に入れたわけだが、こちらの詳細は明日にでも書くとしよう。とにかく現在もミニミニあっくんは順調に育っている。相方も一安心だったことだろう。

  2003/10/25 (Sat)
さてさて、昨日ついに手に入れた母子手帳(正しくは母子健康手帳という)だが・・・
相方が役所からもらってきたものはそれだけではなかった。製本されていないプリント類を除いても5冊ある。

母子健康手帳関係
・母子健康手帳
・母子健康手帳(別冊)
・母子健康手帳(副読本) 赤ちゃん 〜そのしあわせのために〜
・保健事業案内(妊産婦・乳幼児用)
・家庭教育手帳

てっきり母子手帳だけをもらってくるものだと思っていたので、まずこの量に驚いた。ざっと目を通してみるとどれもわかりやすい言葉で書かれていて読みやすい。国が発行している本とは思えない内容だ。家庭教育手帳なんて、かなりフレンドリーな漫画を交えて解説してある。

ただこの家庭教育手帳、漫画につられて読んでみたのだが、気になることがひとつ・・・。子供を育てるにあたって「しつけ」「思いやり」「遊び」などいくつかの項目にわけて書かれているのだが、そのほとんどのページに「〜と決めよう」という具合に目標(指示?)が掲げられているのだ。その数なんと34。

・親がまず幸せになる、と決めよう。
・家族一緒の食事を大切にする、と決めよう。
・いつも自信を持って子育てをする、と決めよう。
・「叱られる側」の子供の立場も考えてみる、と決めよう。
・責任感や、自立心がある子に育てる、と決めよう。
・子供の身体や行動に現れるサインを見逃さない、と決めよう。
・差別をしない偏見を持たない子に育てる、と決めよう。
・過保護や過干渉はやめる、と決めよう。
・偏った早期教育を考え直す、と決めよう。
・完璧主義にとらわれない、と決めよう。
・子どもは自然の中で遊ばせる、と決めよう。
・家庭内の年中行事や催事を見直す、と決めよう。
・より良い社会をつくる努力を子どもに見せる、と決めよう。

などなど・・・。うーん、国(文部科学省)が発行している本に、ここまで言われなければならないのだろうか?受け取り方によっては、国がこれらに反する育て方は良くないと言っているようにも思える。・・・大きなお世話だね、まったく。それともこうやってひとつひとつ書かないと、何をしていいのかわからない親が大勢いるのだろうか?それにこれらをすべて実行することで、素晴らしい人間が育つとでも思っているのだろうか?・・・私には理解に苦しむ内容だ。

しかしまぁ、保健事業案内なんかは年齢別の診察可能な病院情報が載っていたりと、地域密着型の情報で非常に役立つものであるし、他の本も追々読んでみることにして、とりあえずはメインの母子健康手帳を開いてみる。

母子健康手帳(表紙) 母子健康手帳(定期健康診査) 母子健康手帳(作ってみよう)

母子健康手帳・・・私は今までこれを「妊娠してから出産するまでの、母胎と胎児に対する健康管理手帳」だと思っていたのだが、これが開いてみてびっくり、全然違うのだ。
初めの数ページは母胎の経過を記入するページが続くものの、これがあっという間に出産に至ってしまうのだ。そのあとは出産時の赤ん坊について記述するページがあり、それをめくると次からは親と子供の定期健康診査の内容を記述するページが続く。生後1週間以内の経過、1ヶ月健康診査、3〜4ヶ月健康診査・・・6歳健康診査まである。母子健康手帳というのは、少なくとも生後6年間は使うものだということを、私はここで初めて知ったのだ。出産して終わりではないのだ。うーん、これは大事に扱わなければいけない。

その先のページには、赤ん坊の身長・体重の変化を記入していくグラフ、予防接種や病気の記録をする項目などがあり、後半は妊娠中の生活のこと、年齢別の育児のしおり、幼児の事故と応急手当といったお役立ち情報が掲載されている。全体を通して、思っていたよりもずっとボリュームのある内容だった。
そして手帳の最後に、これまた予想していなかったページを発見。「作ってみよう」と題してふたつの簡単な紙工作が掲載されている。ひとつは「チャイルド・マウス」という赤ん坊の口の大きさを体験するもので、もうひとつは「チャイルド・ビジョン」という赤ん坊の視野を体験するものだ。おもしろい企画だと思う。ミニミニあっくんが産まれたあとにでも、作って体験してみようか。

私  「まぁ、とりあえず・・・母子手帳カバー買わなきゃね。」
相方 「ふふふ・・・かわいいのがいいなぁ・・・。」

母子手帳生活は長いのだ。とびきりかわいいのを買ってあげようじゃないか。

  2003/10/26 (Sun)
昨夜、自分が出産する夢を見た。・・・って私、なんですが。

その光景はよくあるお産の光景そのものであった。私は分娩台とやらに乗せられ、足を全開にしている。まわりにはいろんな機材が置かれ、医者や助産婦らしき人たちが私を取り囲んでいる。

助産婦 「さぁ、がんばって!いきんで〜!」
私   「はいぃぃぃぃっ!」
助産婦 「そうそう、その調子!」
私   「ふがぁぁぁぁっ!」
      (スポンッ!
助産婦 「はい、産まれたわよ〜。」
私   「やった〜っ!」

・・・なぜこんな夢を。相方ならまだしも、なぜ私が・・・。

で、次の場面では「私が産んだ子」に名前をつけようと相方と話し合っているのだが、なぜか私の友人が現れてこう言うのだ。

私の友人 「絶対に『音』っていう字を入れよう、読み方は『りん』がいいね。」

・・・「音」を「りん」とは読まないだろう・・・。実はこれって私の願望なのだろうか・・・。
ちなみに・・・前回の夢は男の子だったが、今回「私から」産まれてきたのは女の子だった。


  9週目
  2003/10/28 (Tue)
家に帰って冷蔵庫を開けると、そこにはプラスチックのカップが2つ。

私  「おっ、これってプリン?杏仁豆腐?」
相方 「いや、もずく酢。」
私  「・・・。」

ついに買ってきたか・・・もずく酢。最近の相方は、頻繁にグレープフルーツを食べるようになっている。朝食に梅干粥を作ることも多い。
グレープフルーツ、梅干、もずく酢・・・「つわりの味方、三点セット」だな。
さらに匂いに敏感になってきていて、冷蔵庫を開けるのがつらいという。これは端から見ていてもつらそうなのがわかる。

私  「もう、家事なんてボイコットしちゃいなさい。」
相方 「ん〜、でも動いてる方が気がまぎれるのよねぇ・・・。」

・・・とにかく私もなるべく早く帰るようにしよう。

  2003/10/30 (Thu)
会社の昼休み、職場の同僚と昼飯を食べていたとき、その一人から何気なしに聞かれた。

同僚 「子供できたんだって?」
私  「え?・・・なぜそれを・・・?」

実は昨日の夕方、上司と打合せをしていたとき、いい機会なので「父親になるかもしれん」と言っておいたのだ。でもまだ安定期とは言えないので、おおっぴらにはしないでねと付け加えて・・・。
それが翌日の昼には「子供できたんだって?」ときたもんだ。早い、早すぎる。思いっきりおおっぴらじゃないか・・・うーん、困った人だ。

  2003/10/31 (Fri)
今年結婚した同期の女性から、今日で退社するとの社内メールが来た。
返信しようとメールの宛先を見てみると、結構いろんな同期に飛んでいるようなので、ついでに私がパパになる報告も書いて送ってみる。
すると退社する本人から再び返信が・・・

『実は、私も今年ママになります。予定日は12月24日です。』

んだよそれ!聞いてないぞ!(みんなも知らなかったらしい)
うーん、クリスマスイブか・・・誕生日とクリスマスのプレゼント兼ねられるな・・・。(ぉぃ)
そのあと他の同期からも返信をいただいた。

『おお〜。おめでとう。』
『ま〜びっくりびっくり!おめでとう!!!これからが大変だ、頑張れ〜!』
『おめでとー!!よかったねぇ。前々から「早く子供がほしい」って言ってたもんなぁ。よかったなぁ・・・。』

ところで、そんなおめでとうの張本人は最近「うぅ・・・お腹が痛い・・・」と突然動きが止まることがある。しばらくじっとしていると治るらしい。今がもっともつらい時だろう。少なくとも家にいるときは、すぐに横になってくれればいいのだが・・・。

  2003/11/01 (Sat)
今日は会社の同期で結婚式を挙げる人がいたので、その二次会に行ってきた。
昨日のメールを読んだ人から伝わって、みんなから「おめでとう」と言われる。
ただ女性からは「相方の体調変化」から「家事は誰がやるの?」といったことまでいろいろと質問されるのだが、男の反応は大抵「へぇ〜」で終わる。この辺が男女の温度差なのだろうか・・・。


  10週目
  2003/11/03 (Mon)
今日は、私が所属する安田生命マンドリンオーケストラ第35回定期演奏会の本番である。
あいにく小雨が降っていたが、子供からお年寄りまで1400人を超えるお客さんにお越しいただき、大成功の演奏会となった。今年のステージメンバーは約100人。100人のオーケストラが創り出す音楽。1400を超えるお客さんの視線と拍手。こんな空間に奏者の一人として舞台に立てることは、毎度のことながら全身に鳥肌が立つほどの快感を覚える。コンサートの司会進行はフジテレビの福井謙二アナウンサー。テンポの良いアドリブ満載トークで、お客さんだけでなく我々奏者までも盛り上げ、楽しませてくれる。やっぱり演奏会はお客さんあってのステージ。お客さんが多ければ多いほど楽しませてあげようじゃないのっていう気になる。逆にお客さんからの拍手には奏者を泣かせるほどの力がある。奏者も楽しい、お客さんも楽しい。この一体感がたまらないのだ。

さて、心配だった相方はいつもより体調が良かったようで、相方の両親や弟と一緒に聴きに来てくれた。ひょっとするとこの演奏会は、ミニミニあっくんにとって初の胎教音楽ってことになるのだろうか?そう考えると最高にしあわせだ。私の方も両親はもちろん祖母までが来てくれた。ミニミニあっくんと過ごすため、今のところ来年の演奏会に出る予定はない。こうやってみんなが聴きに来てくれたことは本当に嬉しい。

本番でクタクタになったあと、打ち上げでヘロヘロになって家に帰ったのは0時過ぎ。
相方としばらく今日の演奏会のことを話していると、相方がなにやら白いガーゼのようなものが入った袋を持ってきた。

妊婦帯
相方 「今日もらったんだけどね・・・おなかが大きくなってきたら巻く妊婦帯、お母さんが買ってきてくれた。」
私  「おっ、早いねぇ。」
相方 「それから戌の日の腹帯は、これとは別に日が近くなったら貰いに行くらしいよ。」

戌の日の腹帯・・・戌の日というのは、暦の上で毎日ひとつずつ割り当てられている干支のうち「戌」にあたる日で12日に1度まわってくる。犬はたくさんの子を産み、安産といわれていることから日本では安産の神とされているため、妊娠五ヶ月に入ってから最初の戌の日に「帯祝い」という安産を祈る儀式が行われる。その儀式で妊婦のおなかに巻くのが「腹帯」だ。腹帯は胎児を守り母胎を冷やさないようにする効果があるため、おなかが大きくなり始めた妊娠5ヶ月頃の妊婦にとってもメリットは大きい。

えーっと、相方の該当する戌の日は・・・12月15日(月)か。ちょうど妊娠5ヶ月目が戌の日だ。まぁ儀式をどこまでちゃんとやるかは別にして、相方の両親からの提案でみんなで食事でもしようかということになっている。こうやって家族にも協力してもらえるのは嬉しい。

  2003/11/04 (Tue)
いつもより早く帰れたので夕飯の支度をする。とは言っても相方はワカメうどんともずく酢というスペシャルさっぱりメニューを希望してきたので、私は冷蔵庫の鶏肉と茄子でパスタを作る。

相方 「いやぁ〜今日のつわりーちゃんは一日中猛威をふるっておった・・・あっ、パスタ美味しそ〜。ちょっとちょうだい?」
私  「結局食べるですか・・・」
相方 「う〜ん、美味しい〜。でもやっぱり今はうどんかなぁ。ご飯だったらもちろん酢飯だね。」
私  「ほんと典型的な妊婦だな・・・」
相方 「つわりが終わったら、絶対に焼肉食べに行こうね!ね?」

今は想像するのも苦しいであろう夢の焼肉・・・。たらふく食べさせてあげよう。

  2003/11/05 (Wed)
昨夜、また自分の子供が出てくる夢を見た。これで3度目だ。

今回のシーンは自宅と思われる家のダイニングルームで、5歳くらいの女の子とテーブルに向かい合って座って話をしている。積極的に話しているのは女の子の方で、私はほとんど聞き役だ。残念ながら話の内容はよく覚えていないのだが、お互いとっても楽しそうで終始ご機嫌だった。

この子は前回の夢で、私が産んだ子なのだろうか・・・。だとすると今後さらに成長していって「パパ嫌〜い!」なんて言われる夢も見るのだろうか・・・。その時は立ち直れないかもしれん・・・。
いやはや相方が妊娠するまでは、自分の子供が出てくる夢なんて一度も見たことがなかったというのに。これで男の子が1回、女の子が2回だな。

  2003/11/06 (Thu)
妊娠10週目に入っている相方、つわりの症状はさらにつらくなっているようだ。

相方 「ほんとやばいって。揚げ物の冷凍食品なんて発注してると、伝票の商品名を見ただけで気持ち悪くなるんだもん。」
私  「商品名って・・・文字だけでか?・・・重症だな。」

相方の勤務先はとある商社の食品部。そのため毎日見る伝票には「○△油 一斗缶」だとか「☆◎冷凍コロッケ 100個」だとかが書かれているので、これを見て気持ち悪くなっているのだ。
テレビCMや新聞広告なんてもってのほかである。あれだけ好きだった納豆に対しては敵意すら抱いている

私  「美味しいじゃん、納豆。・・・ほら、食べる?」
相方 「いやぁ〜!近づけないで〜!」

典型的妊婦、果たしてつわりはマニュアル通りに終わるのだろうか?

  2003/11/08 (Sat)
今日の相方は、会社の同僚の結婚式へと出かけていった。体調が良ければ二次会にも出てくるらしい。
私はというと、そろそろ始めようと思っていた来年の年賀状作りをすることにした。

年賀状を自分で作り始めたのは中学一年の時、今年で15年目になる。毎年、既製のものはいっさい使わず、デザインから印刷までをパソコンで行う。ただしひとりひとりへのコメントは必ず手で書く。これがポリシーだ。
実家にいた頃は家族用の年賀状を作り、ひとり暮らしを始めてからは自分だけの、そして結婚してからは夫婦の年賀状になった。使用ツールもP1.EXE(知ってる人いるのか?)、ダ・ビンチ、マルチペイント、Z's Staff Kid、Ultra Kid、Photoshop4、5、6と変化している。今でもすべての年の作品をとってあるが、たまに並べて眺めてみるとおもしろい。結婚式のアイテムなんかもそうだが、こうやって手作りすること自体が好きなのだ。

さて今回(来年)の年賀状はどうしようか・・・。今年の年賀状は結婚一年目だったこともあり、我々の写真と去年行った旅行の写真を組み合わせて作った。再来年はまず間違いなくミニミニあっくんがメインになるだろう。というわけで今回は人物写真を使わず、別の路線からインパクトあるものにしようと考えた。
そこでひらめいたのがステレオグラム(立体視画像)だ。私が高校生の頃に流行ったステレオグラムが、見ていると目が良くなるとかで最近再び注目されている。岩山の写真を元にステレオグラムを作って、立体視すると来年の干支であるサルが浮かび上がってくるってのはどうだろう。メインとなるサルのステレオグラム化は専用のフリーソフトがあったのでそれを使用し、他の作業はすべてPhotoshopで行う。

こういう作業は本当に時間を忘れる。気がつけば夜8時をまわっていて、相方が帰ってきた。

相方 「披露宴で私の斜め前に座ってた人がね、来年5月半ばに産まれるんだって。」
私  「おっ、君の2週間先を行ってるわけだ。」
相方 「そうなのさ・・・でね、最近その人つわりがひどくなってきて、今日も家を出る前に吐いてきたって言うの・・・」
私  「ってことは・・・」
相方 「うぅ・・・私も二週間後は・・・」

相方の苦悩はまだまだ続く・・・。

  2003/11/09 (Sun)
今日は衆議院議員選挙の投票日だ。各党が政権公約を文書化し、マニフェスト選挙といわれた今回。マニフェストという言葉がいたるところに溢れていたが、それもあって各党の考え方が以前よりはわかるようになった。まぁ政権公約なんてものは、政権を握ったからといって実現するわけもないだろうが、一般市民としては政党を選ぶ大きな基準のひとつになることには間違いない。
マニフェストを読んでいても、今の私の立場ではどうしても子供や教育問題に関する内容に目がいってしまう。年金問題をはじめとする我々自身の将来も気になるが、産まれてくる子の方が大事である。内容が良いか悪いかは別にして、少なくとも明確に数値目標を掲げている政党には好感を覚える。選ばれた人たちにはしっかりと仕事をしてもらいたい。

話は変わって相方と夕飯の買い物中、格安の挽肉を見て無性にハンバーグが食べたくなったので、今夜のメインはハンバーグに決定した。他にはポテトサラダと冷やしトマト。典型的な洋食屋メニューだ・・・。ワインも買ってくれば良かった・・・。
しかし料理ってのは本当に楽しい。冷やしトマトだって、ハンバーグを作るときに残しておいたみじん切りのタマネギとバジルを乗せるだけで・・・これが美味いのだ。さっぱりメニューではなっかたので心配だったけど、相方もしっかり完食。よかった、よかった。


  11週目
  2003/11/10 (Mon)
11週目に入った相方に、またもや問題が発生した。

相方 「いやぁ今日はかなりやばかった・・・行きと帰りの電車で貧血気味になって倒れそうだった・・・。」
私  「おいおい大丈夫か?」
相方 「うーん・・・それからね昼過ぎにまたちょっと出血があって・・・今は止まってるけど。」
私  「はい、病院行こう。はい、決定〜。」

というわけで相方は明日、会社を休んで産婦人科へ行くことになった。今週末あたり2人で行こうと思っていたが、さすがにそれまで待っていられない。やはり妊娠というイベントは一筋縄ではいかないものだ。とにかく今は大事に大事に・・・ん?

私 「・・・また読んでる。」

そこには「たまひよ妊娠大百科」片手にゼクシィnetの妊娠掲示板(かなり前から会員登録済みらしい)とにらめっこしている相方の姿が・・・。

相方 「だって〜、やっぱり心配だし・・・。」
私  「とにかく安静にしてなきゃ。ほれ、風呂入って寝なさい。」

小雨が降り続いた今日は非常に寒かった。12月上旬の気温らしい。予報だとしばらくこの気温が続くようなので、相方には風邪をひかないためにも、布団をぐるぐる巻きにして寝てもらうことにしよう。

  2003/11/11 (Tue)
毎度のことながら私は出勤させられた。今日も小雨が降っていてかなり寒い。薄手のコートを着ていくことにした。
相方からメールが来たのは、今までよりも遅く12時を過ぎた頃だった。産婦人科からの結果報告待ちはこれで3度目になるが、メールが来てから見るまでの数秒は本当にいつもドキドキする。

気を落ち着かせて読み始める・・・。
・・・無事だった。子宮からの出血ではないそうだ。
・・・ふぅ。

私ですらこれだけドキドキしているのだから、相方がエコーを見るまでの緊張は相当なものだろう。産婦人科までの道をひとりで歩いていく相方を思うと胸が痛い。
それからやはりこの時期は、出血したらすぐに病院へ行かなくてはいけないようだ。流産が迫っていることを意味する「切迫流産」というのは症状が様々で、腹痛や出血が全く無い場合もあるらしい。そもそも流産というのは胎児がおなかの外に出てくると育たない時期に起こるものを言い、そのリミットは妊娠21週とされている。22週目からは早産となり、そのまま生きられる可能性がでてくる。ということは心拍が確認されたからといって、まだまだ安心はできないのだ。(それ以降も稽留流産等あるのだが・・・)

・・・まぁなんだな。結果的に今日もミニミニあっくんは、元気に動いていたわけだしな。心配事が多いほど喜びも大きいってわけだ。これから先もいろいろとあるだろうけど、元気に育ってくれよミニミニあっくん!会える日を楽しみに待ってるぞ!

というわけで、本日(11週1日)のエコー写真。

エコー写真 11週1日(2003/11/11)

いつものようにミニミニあっくんは、長さを測るための基準点となる「+」と「+」で挟まれている。今回の写真は下が頭で上が足だ。足を曲げている様子がよくわかる。ちなみに「たまひよ妊娠大百科」によると、頭の中央に見える黒い部分は脳らしい。CRL(頭のてっぺんからお尻までの長さ)は41.6mm。前回の検診は10月24日で、その時のCRLは16.5mmだったから・・・18日間で2.5倍に成長していることになる。
4cmかぁ・・・自分の親指と人差指で4cmを作って、その空間にミニミニあっくんがいることを想像する・・・。無意識に顔がほころぶ

私  「元気でよかったね。動いてたの?」
相方 「うん、しかもね、両手をパタパタさせてるのが見えたの〜。」
私  「おぉ〜っ、そりゃ見たいなぁ〜。」

画面に映ったミニミニあっくんは、しきりに両腕を動かしていたらしい。元気なことは良いことだ。これからも相方のおなかの中をぐるぐると動き回ってくれよ。

ところで相方は先生から「何かあったらその日のうちに来るように」と言われたそうだ。というのも相方が通っている産婦人科は、出産設備がないために出産自体は別の産院で行う。この点については以前から納得していたことだが、これは同時に、なにか緊急事態が起きたときにも別の病院に運ばれることを意味する。たとえば土曜日に産婦人科に行ったとして、切迫流産のために入院することになっても、休日は入院先の病院を探すのに苦労するとのこと。

相方 「だからね、週末まで待ってから行けばいいやなんて、もってのほかなんだって。」
私  「なるほどね〜、とりあえず少しでも異変を感じたらすぐに早退して産婦人科に行くんだよ。」
相方 「うん、そうする。」

無理だけはしないで、自分の身体を最優先にして欲しい。ミニミニあっくんが4cmにも成長した今、まさにひとりの身体ではないのだから。

  2003/11/12 (Wed)
昨日相方が産婦人科に行ったとき、次回は来週の妊娠検診に来るよう言われたとのこと。
相方にとって次が5回目となるが、今まで行った4回のうち初回以外は指定された日ではなく、その前に何か心配事が起きて行っている。そのため平日に行くことになり、なかなか私が一緒について行くことができないでいた。しかし次の検診は行けそうだ。来週末の土曜日は私にとって2度目の産婦人科体験になるだろう。
しかもこれまで前倒しで行っているにもかかわらず、次は一週間後に来てくれというのは、何か普段とは違う区切りの検診なのかもしれない。・・・楽しみだ。

  2003/11/15 (Sat)
二日酔いだ。
昨日は会社のプロジェクトグループで飲み会だったが、二次会が終わる頃には12時をまわっていたため、終電目指してホームまでダッシュした。
で、朝起きたら胸焼けがする。素晴らしい脱力感だ。イスに座ってぼーっとしてみる・・・。ふと、となりを見ると相方も気持ち悪そうにしている・・・。

私  「そっかぁ・・・つわりってこんな感じかぁ・・・ってことは毎日二日酔いってことか・・・そりゃつらいよなぁ・・・まったく・・・。」
相方 「一緒にしないっ!」

毎日二日酔い・・・本当につらいですよ、これは。

午後になって身体が回復してくると、なんだか急に豚の角煮が食べたくなり、豚バラ肉のブロックを買ってくる。圧力鍋で3時間くらいかけて完成。肉の脂は抜けきってトロトロになっているので、つわり中の相方にも好評だった。平行して今晩のメインであるおでんを作る。角煮とおでん・・・いやぁ寒くなった・・・これで二日酔いじゃなかったら間違いなく日本酒だが・・・さすがに今日は飲めないな・・・。

  2003/11/16 (Sun)
日本の食卓における定番メニューを挙げろと言われたら、カレーライスはやはり外せないだろう。カレールーはスーパーで特売100円だし、残り物の食材はどんどん入れられるし、何よりみんな喜ぶし・・・まさに主婦の味方と言っていい。弱火で飴色になるまで炒めたタマネギを入れればもう最強。イカワタとかココナッツミルクとかを入れても美味い。
もちろん我が家でも定番のメニューだが、そういえばここ1ヶ月ほど作っていない・・・。

私  「久しぶりにカレーでも作ろうか。何カレーがいい?」
相方 「あぅぅぅ・・・ごめん、今カレーは食べられないです・・・。」
私  「そっかぁ、カレーもダメかぁ・・・ほんとつらいよなぁ・・・こりゃ、つわりが終わったら食べたいものだらけだね。」
相方 「そう!えっとね・・・焼肉でしょ、天ぷらでしょ、ラーメンでしょ、お好み焼きでしょ、たこ焼きパスタカレーライスケーキに・・・」
私  「ストップ、ストーップ!わかった、わかった・・・。」

うーん、来月は「祝 つわり脱出記念 食い倒れツアー」でも開催するか・・・。

ところでこのつわり、本やWEB上を調べてみると、まず朝起きた瞬間がつらいという人が非常に多い。で、その対策として枕元にクッキーなどを置いておくと良いと書かれている。しかし相方曰く「起きたばかりで口の中が乾いてる時に、クッキーなんか食べたら絶対飲み込めないだろうに・・・」とのこと。私も同感である。


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LastUpdate 2004/07/02