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  妊娠7ヶ月  〜 キャベツの月 〜 (胎児の重さの目安)
身長 : 約 30 cm → 約 38 cm  体重 : 約 700 g → 約 1200 g
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  24週目
  2004/02/09 (Mon)
OL生活もあと2日の相方から、夜8時を過ぎたころメールが来た。

喉が痛い・・・』

・・・なに〜っ!
いかん・・・私の風邪がうつったのだろうか・・・。あぁ、ついにやってしまったか?
それなのに私が帰宅した時、相方はまだ起きていた。いつものように日付が変わっているというのに・・・。

私  「あれま・・・寝てなきゃだめだって。」
相方 「大丈夫だよ〜、あさってから治すからさ。たぶん今朝、マスクを忘れていったのが原因だろうね。」

あさってから治すってあなた・・・器用な人だ。
とにかく明日はOL最後の日。さすがに休めないんだから、布団を大量に掛けてとっとと寝てもらうことにしよう。

  2004/02/10 (Tue)
今日は相方のOL生活最後の日。会社帰りに同期の友達二人と食事をしてきたようだ。この二人は我々の結婚式の二次会を手伝ってくれたり、私もよく知っている。出産後はぜひミニミニあっくんに会いに遊びにきてほしい。

私  「どうもおつかれさまでした。」
相方 「いえいえ・・・なんだかたくさんお花をもらっちゃって・・・部署からも、同期からも。」
私  「お〜っ、すごい量だねぇ。んじゃ、花束持って記念撮影でもしますか。」

深夜の撮影会が始まる。こういう節目の時の写真は何年かたって見るとなかなか良いものなのだ。

よだれ掛け
相方 「それから私の部署にいる二人から、ミニミニあっくん用のよだれ掛けをもらったよ。」
私  「へぇ〜、かわいいじゃん。」
相方 「でしょ〜。まだ性別がわからないから、どっちも黄色を選んでくれてるんだね。」

なるほど・・・。ってことは性別がわかるとブルーかピンクのプレゼントに変わるのか・・・。

私  「そういえば今日、会社の先輩からこんなのもらったよ。」
相方 「あ、名前辞典だ〜。うれしいな〜。明日から暇をもてあますかもしれない私にとって、最高のプレゼントだね。」

人から譲り受けた名前辞典・・・これがまた、前に使った人が折目やチェックを入れたりしていてなかなかおもしろい。この会社の先輩は昨年の9月に子供が産まれたので、使わなくなったベビー用品も欲しければくれるという。ありがたい話だ。とりあえず出産が近くなったら、ベビーバスをもらえるよう予約しておいた。こういう人が身近にいると本当に助かる。

  2004/02/11 (Wed)
今日は祝日らしいが、私が携わっているプロジェクトは納期が近いため仕事だ。いつものように深夜の帰宅となった。
相方はちゃんと布団に入っていた。しかしここで様子がおかしいと感じた。いつもは私が帰ってくると体を起こす相方が、今日は寝たままなのだ。

私  「ただいま〜。生きてるか〜?」
相方 「・・・だめ・・・具合が悪い・・・何度も吐いてるの・・・もう胃の中は空っぽなのに・・・」
私  「・・・あれま。そりゃいかんな。熱は?」
相方 「熱はないと思う。むちゃくちゃ気持ち悪いのと、すこし喉が痛い・・・。」
私  「風邪かなぁ・・・ミニミニあっくんは動いてる?」
相方 「それは大丈夫。ぼこぼこ蹴ってるよ。それにしてもつわりの時より気持ち悪くて・・・こんなの初めてだね。」
私  「うーん、とりあえず明日は産婦人科に行くとして・・・もし耐えられなかったら救急車呼ぶから、いつでも言うんだよ。」
相方 「あいよ〜。」

かなりつらそうだな・・・。風邪だとしても普通の風邪薬は飲めない。インフルエンザだとしたらさらにたちが悪い・・・。まじめに救急車も考えておくことにする。

OLを卒業していよいよ始まった相方の新たな生活。波乱の幕開けになってしまったようだ・・・。

  2004/02/12 (Thu)
結局昨夜は私が布団に入ってからも、相方は何度か起きて吐いていたようだ。朝は吐き疲れでぐったりしていた。

私  「どう?いまも気持ち悪い?」
相方 「少しは楽になったよ。」

午前中に相方は産婦人科へ行ってくるという。できれば私も一緒に行ってあげたいが、今はちょっと休めない。残念だが会社に行くことにした。
久しぶりに心配な午前中だ。妊娠初期のころはおなかが痛くなったり出血があったりで、定期検診以外で産婦人科に行くことも多かったが最近はそういうことがなくなった。まぁ今回は胎動もちゃんとあるので、ミニミニあっくんの方は大丈夫だろう。心配なのは相方だ。
午後1時をまわったころ、相方から胃と腸にくる風邪が流行ってるらしいとのメールが届く。吐き気止めと整腸剤をもらったとのこと。
胃と腸にくる風邪?全く知らないぞ・・・。ミニミニあっくんが元気なのはよかったが、相方にはゆっくり寝ているようメールを送っておく。

いつものように深夜の帰宅になってしまったが、相方はベッドの中で起きていた。

私  「どう?具合は。」
相方 「うーん、吐き気は治まったんだけど身体がすごくだるくて・・・。久しぶりに薬飲んだから効き過ぎたんだね。」
私  「そっか、あんまり飲み過ぎないようにしないと・・・。で、その薬って飲んでも大丈夫なの?」
相方 「なんか、つわりがひどくて気持ち悪い人に出す薬みたいだよ。産婦人科で処方箋もらって薬局に行ったら、『つわりですか?』って聞かれたし。」

なるほど。確かにつわりがひどい人には吐き気止めが必要だろう。一応飲んでもいい薬らしいな。

相方 「そういえば昨日はほとんど食べないで、吐いてばっかりだったから体重が1kg減ってたよ。」
私  「あはは。さぞかしミニミニあっくんはおなかをすかしていただろうに・・・。」
相方 「そうそう。今日ねヨーグルト食べたら、急にぼこぼこ蹴り始めたの。」
私  「待ってましたっ!やっと栄養が来たぞ〜って喜んでたんだよ。きっと。」

これは本当に言えるかもしれない。ミニミニあっくんにとってへその緒から送られてくる相方の栄養だけがたよりなのだ。

さてと・・・相方にはそのまま寝ていてもらうことにして、今日のエコー写真とビデオを見ることにする。
これが本日(24週3日)のエコー写真だ。

エコー写真 24週3日(2004/02/12)

定期検診ではないので一枚ではあるが良く撮れている。BPD(頭の横幅)を測っているところのようだ。ん?・・・これって顔に見えるな・・・。ちょうど頭の真上から撮っている感じで、「+」ではさまれた頭のやや右ななめ上に見えるふたつの黒いものが目で、その間にあるのが鼻だ。いやぁ、これほどはっきりと顔のわかる写真は今までなかった。この顔は男だろうか女だろうか・・・。深夜にひとりで考える。
それから今日のミニミニあっくんのBPD(頭の横幅)は・・・57.6mmか・・・。まぁ前回の診察から5日しか経っていないけど・・・一応前回のBPDは・・・58.7mm・・・ん?・・・縮んでるぞ。やっぱりなぁ、この「+」のマーキングってエコー操作してる先生自身が自分の感覚でやるから、日によってかなり誤差があるとは思っていたけど・・・。ついに縮んだか・・・。

ビデオも一通り見た後、相方の様子を見に行く。

私  「あのエコー写真さぁ、顔が写ってるでしょ?」
相方 「そうそう結構はっきりわかるよね〜。そういえば今日、胎盤のこともちょっと聞いてみたんだけどね。」
私  「うん、どうだった?」
相方 「若干下の方にあるけど大丈夫ですって言われたよ。30週くらいになったら、ちゃんと検査するんだって。」
私  「そっか、一安心だな。」

相方によると、エコーを見ながら産道と胎盤の位置を説明してもらったらしい。確かにビデオにはそれらしき映像が残っていた。産道に胎盤がかかっていないので、帝王切開となる前置胎盤ではないようだ。
これでまたひとつ不安が解消された。とにかく今は相方の体調を治すことが最優先だろう。

  2004/02/14 (Sat)
外では強い風が吹いている。春一番だ。相方の体調も随分良くなったので、散歩がてら駅前の本屋まで新しいPre-moを買いに出かけた。発売日だけにPre-moたまごクラブも高く積まれている。

私  「とりあえず、たまごクラブも見てみる?」
相方 「いや・・・いい・・・。」
私  「ん?どうした?」
相方 「・・・おなかが痛い・・・。」
私  「あれあれ、大丈夫か?」
相方 「なんかね・・・胃が角張って硬くなった感じで・・・歩くのもかなりつらい・・・。」
私  「とにかく、Pre-moを買ってすぐに帰ろう。」

家を出た時は元気だったのに急に痛くなったようだ。ゆっくり歩きながら、途中何度か休んで家まで戻る。

私  「しばらく横になってなよ。ミニミニあっくんはどんな感じ?」
相方 「そっちは元気みたい。あ、横になるとだいぶ楽だ・・・。」
私  「夕飯作るから、それまで寝てた方がいいな。」
相方 「うーん、妊娠の症状なのか、この前の風邪の続きなのかよくわかんないね。」

会社を辞めてから、どうも相方の調子が良くないな・・・。気が抜けたってのもあるのかもしれない。まぁ安静にしてゆっくり治すしかないだろう。
ところでさっき家に帰ってきた時、郵便受けに相方宛の封筒が入っていた。見ると昨年末に会ったとき結婚することを知った、私の大学の同期からではないか。結婚相手である女性の名前も書いてあるので2人からの贈り物だろう。早速相方に渡して開けてもらった。

赤ちゃんが来た
相方 「あ、本が入ってるよ。」
私  「ほんとだ。小説みたいだね。」

綺麗にラッピングされたリボンを解くと、真っ赤な表紙の文庫本が出てきた。

「赤ちゃんが来た」(石坂啓著)

漫画家である著者の妊娠から出産、育児初期の体験をイラストとともに楽しく綴ったエッセイだ。

相方 「おもしろそうだね。早速読んで見よっと。あとでお礼の手紙書くね。」

相方が読み終わったらぜひ私も読んでみよう。こういうプレゼントは本当にうれしい。

  2004/02/15 (Sun)
今朝、ベッドの中で感動の体験をした。ミニミニあっくんの動きを手のひらで感じることができたのだ。

相方 「今ね、ぼこぼこ蹴ってるから、おなか触ってるとわかるかもしれないよ。」
私  「どれどれ・・・」

相方のおなかの上に手のひらをのせて、静かに待つこと30秒・・・。おなかの一部が一瞬『もこっ』と盛り上がった。

私  「あっ、今のそう?」
相方 「そうそう、わかった?」
私  「あっ、まただ。また『もこっ』てなった!おぉ〜っ、すごいな。」

もう大はしゃぎだ。手のひらに伝わってきた感触は『ばこっ』とか『ぼこっ』というまでの強い衝撃ではない。『もこっ』という表現が一番良いと思う。ただし決して柔らかいものが動いているわけではなく、しっかりと骨のある硬い物体が動いている感じだ。おなかの中の動きがこれほどはっきり伝わってくるとは・・・驚きである。

私  「よし決めた。産まれてきたら名前は『もこ』にしよう。漢字は『萌心』だな。」
相方 「えぇ〜っ。」

そんなことを言っていたので、午後はいつの間にかミニミニあっくんの名前を考える時間になっていた。外は風が強いし、相方の調子も完全ではないので、いい機会かもしれない。

子供の名前・・・いざ考えようとすると難しい。私は高校生くらいの時から、自分の子供につけたい名前がいくつかあった。たとえば双子の姉妹が産まれた場合は・・・

「くるみ」と「みるく」

下から読むと相手の名前になる。どちらも平仮名だ。かわいいし仲が良くなりそうだと思うのだが、このことを友達に話すと必ず笑われる。もちろん相方にも、

相方 「なにそれ、絶対ダメ〜。」

とバッサリ却下されてしまった。他には、

「蜜柑」「檸檬」「来夢」(ミカン、レモン、ライム)

といった柑橘系三兄弟も捨てがたいが、もちろん相方には認めてもらえない。結構まじめに考えてるんだけどなぁ・・・。

さてと・・・名前を考えるとはいっても、何から始めていいのかわからない。とりあえずは先日会社の先輩からもらった名前辞典と、たまごクラブ11月号の付録だった「名づけ全書」をパラパラとめくってみる。

相方 「なんだかまだ、お店のメニューを見てる感じなんだよなぁ・・・。」
私  「お客様、何になさいますか?って感じか・・・。」

確かにいろいろありすぎて、どうやって決めていったらいいのかわからない。私のイメージとしては「自由で大きな優しい心を持った人」になるような名前がいい。偉くなれだとか賢くなれだとか本人のプレッシャーになるような名前は避けたい。

相方 「ねぇねぇ、『萌心』って画数的には完璧な運勢だよ。」
私  「ほんとに?・・・これは運命かもしれないな。」
相方 「おなかの中でもこって動いたから『もこちゃん』か・・・かわいい名前だね。」
私  「とりあえず初の候補ってことで・・・。あとは音楽に関係する漢字を入れたいってのもあるんだよなぁ・・・。」

お互いしばらく考える。頭に思い浮かんだものを実際に紙に書いてみると全く印象が違ったりする。名字とのバランスも大切だ。ローマ字で書いてみるのも面白い。
いろいろと書いているうちに、ひとついいなと思ったのが・・・「和奏」(わかな)だ。どちらの漢字も調和の意味を持ってるし、日本人として「和」が入るのも良い。周りのみんなをしあわせな気持ちにさせてくれる、なかなか美しい名前だ。

相方 「『和奏』か・・・えーっと、17画だね・・・あらまだって。名前だけでも名字との組み合わせでも良くないみたい。」
私  「そんな・・・かなり気に入ってるのに・・・。」

うーん、残念だ・・・。私は画数で人生が左右されるなんて全く考えていないが、相方は結構気になるようだ。

相方 「男の子だったら『ひなた』っていうのはどう?漢字は『陽』って書くの。」
私  「一文字か・・・後ろに『大』をつけて『陽大』にするとどうなる?」
相方 「『陽大』は・・・15画。おっ『萌心』と同じだ。いいんじゃない?」

「陽大」と書いて「ひなた」か・・・うん、いいぞ。スケールが大きく、それでいて優しい。おまけに末広がりだ。自由にのびのびと育ってくれそうな名前である。

ところで「名づけ全書」や妊婦雑誌を見ていると、我々の年代には考えられないような珍しい名前が多くある。昨年の人気の名前ベスト10を見てみると、女の子では陽菜(ひな)、桃花(ももか)、美羽(みう)・・・男の子では大翔(ひろと)、歩夢(あゆむ)、颯(はやて)・・・などがランクインしている。「子」がつく女の子は珍しいのだ。10年後の小学校の先生は、生徒の名前を読むのにさぞかし苦労することだろう。

相方 「うわ〜これすごい名前・・・双子の姉妹なんだけど『天詩』(てんし)と『愛雅美』(めがみ)だって。」
私  「・・・名前負けしないことを願うね・・・でもこんなの見ちゃうと『くるみ』と『みるく』なんて普通に思えてくるな・・・。」
相方 「いやいや、それはないって。」

極めつけは今月号のPre-moに載っていたこちらの名前。

相方 「ねぇ、この兄妹の名前・・・『宝也』(だいや)と『紅美衣』(るびい)だよ・・・。」
私  「次に産まれる子は『波亜瑠』(ぱある)にでもするつもりか?・・・もう何でもありだな・・・。」

そんなわけで記念すべき最初の名前会議は、女の子が「萌心」(もこ)、男の子が「陽大」(ひなた)でひとまず幕を閉じた。


  25週目
  2004/02/16 (Mon)
最近の相方のおなかは立っている時、座っている時にかかわらず、ひと目でわかるくらいに大きくなってきた。私も暇さえあれば相方のおなかに顔を近づけて、いろいろと話しかけている。

私  「お〜い、私がママですよ〜。」
相方 「こらこら、嘘を言わないの。」

私  「お〜い、朝ですよ〜。起きなさ〜い。」
相方 「やめて〜、夜でしょ。私は今から寝るんだから〜。」

私  「ふひょ〜、ハラホレヒ〜、あいや〜っ。」
相方 「も〜、日本語しゃべってよ〜。裏声もダメ〜。」

両親学級の時に観たビデオによれば、胎児はおなかの中で聴いた声を記憶しているらしい。妊娠中、妻のおなかに話しかけていた父親が、産まれてすぐの赤ん坊に話しかけると他人の声よりも明らかに大きく反応する。
まぁ日本語はわからんだろうから適当に話すのはいいとしても、裏声は使わない方がいいかもしれない・・・。産まれてきてから裏声にだけ反応されても困るからな・・・。

ところで先日の相方の胃痛事件で忘れられそうだったPre-mo3月号だが、毎晩家に帰ってきて少しずつ読んでいる。
今月も盛りだくさんの内容だ。

Pre-mo3月号(表紙)

Pre-mo3月号(あなたの妊娠線見せて!)

Pre-mo3月号(付録表紙)
特別付録
 ・本当に必要なものがわかる!育児グッズカタログ
ファッション
 ・「ダサイ」「太って見える」・・・とはサヨナラ!「ジャンスカ」スタイリッシュ宣言!
 ・春の新作指名買い これから買うなら、軽くて大きめBAG!
お産のこと
 ・出産ドキュメント 生まれた瞬間に叫んだ言葉は「うれしい!」
 ・わたしのお産は「長い?」「短い?」どうなるの?
 ・無痛分娩って実は痛い?痛くない?
 ・骨盤と安産の深〜い関係
母体とおなかの赤ちゃんのこと
 ・おなかの張りは何のサイン?どう感じる?
 ・すっきり解消!妊娠に気づく前&初期の「あんな気がかり」「こんな不安」
 ・うれしくなくちゃダメなの?ニンプの心のお悩み相談室
 ・妊娠線いつできる?どんなふう?
 ・こんなサインが出たら要注意!「妊娠中毒症」は怖い!
 ・途中で訂正されるのはなぜ?予定日の不思議
妊娠生活をすてきに
 ・いま話題のピラテスで安産ボディを手に入れよう!
 ・欲しいと思ったらすぐ買える!胎教グッズ大集合
 ・妊娠中に不足しがちな栄養をプラス!バランスアップ栄養テク
 ・知らないと恥をかく!動く妊婦のお仕事マナー
連載
 ・セレブなママのPre-mo時代 中嶋朋子さん
 ・奥山佳恵の眠れる森の妊婦
 ・Pre-mo News Selection!
 ・妊娠・育児TOPICS
 ・安産お約束!妊婦エクササイズ
 ・妊娠・出産のなんかちょっとヘン!?
 ・シアーズ博士夫妻からのメッセージ
 ・gooBabyからのお知らせ
 ・PRE-MO GOODS PRESS 「おしゃれ収納グッズ大図鑑」
 ・いまどき妊婦入門講座 「あのひと言をえんま帳に記録!編」
 ・Pre-mo気がかり相談室
 ・読者のページ Oh!pre-mo!
お役立ち商品&情報
 ・赤ちゃんの世界を広げる働きかけは0才からスタート!
 ・3D超音波が体験できる全国産院リスト

中でも目を引くのが「妊娠線いつできる?どんなふう?」にある「あなたの妊娠線見せて!」のページ。見せてって・・・このおなかの写真を提供してくれてる人達はすごいねぇ。文章ではなかなか伝わらないイメージも写真だと一目瞭然だ。読者へのインパクトはかなりのものだろう。

相方 「へぇ〜、実際に見るのは初めてだよ〜。やっぱりやだなぁ・・・妊娠線。」

そんな相方も2ヶ月ほど前からおなかに妊娠線予防クリームを塗り始めた。寝る前に毎晩欠かさず塗っている。・・・健闘を祈ろう。

Pre-mo3月号(奥山佳恵の眠れる森の妊婦)
こういった雑誌はついつい特集や写真がいっぱいのページに目がいってしまいがちだが、1月号から始まった奥山芳恵の連載「奥山佳恵の眠れる森の妊婦」がなかなか面白い。内容は自らの妊娠体験をイラストとともに楽しく書き綴ったエッセイだ。アイドルだった彼女が、最近テレビで見ないと思っていたらこんなところで活躍しているとは・・・。
ところでこの連載で、彼女は自分のおなかの子を「ナッツ」と呼んでいる。初めてのエコー検査で見た胎嚢(たいのう)が豆のようだったからだ。確かに最初は豆みたいだよなぁ・・・おなかの子の呼び名にもいろいろあるんだな。ちなみに今月は電車のシルバーシートがテーマ。来月以降も楽しみな連載だ。

  2004/02/17 (Tue)
今日ようやく相方を扶養家族に追加するための書類を会社に提出した。この前調べた時は「人事関係事項変更届」を提出すればよいと思っていたが、いろいろと調べるうちにそれだけでは足りないことが判明する。しかも「人事関係事項変更届」は社内WEBからオンラインで申請できるらしい。手で記入する書類は健康保健や国民年金に関するもので、結局これだけの書類を提出した。

人事関係
 ・(オンライン)人事関係事項変更
 ・(添付書類)源泉徴収票
社会保険関係
 ・健康保険被扶養者(異動)届
 ・扶養状況届
 ・被扶養者認定にともなう確認書
 ・(添付書類)雇用保険被保険者離職票1・2のコピー
厚生年金関係
 ・国民年金第3号被保険者届
 ・(添付書類)年金手帳のコピー(基礎年金番号・氏名・生年月日記載ページ)

うーん、こんなに必要なのか・・・。それにしてもお役所の書類は実際に書いてみるとわからないところが多い。もう少しわかりやすくて簡素化できないものだろうか・・・。可能な限りオンライン化もしてほしい。

会社から帰ると、相方の具合の方はだいぶ良くなったようだ。

相方 「今日ね、月末に行く旅行の代金払ってきたよ。」
私  「ありがと〜。ぽかぽか陽気だったし、気持ち良かったでしょ。」

仕事が忙しくて忘れていたが、今月末の土日はお互いの両親と一緒に温泉に行く予定だ。予約をした時はまだまだ先のことだと思っていたのに、気が付くと10日後に迫っている。
この土日は何が何でも休みにしなければ・・・。家族で温泉か・・・楽しみだ。

  2004/02/18 (Wed)
以前に登場した、5月半ばに父親になる予定の同僚との会話。

私  「ついにうちも手で触って胎動がわかるようになったよ。」
同僚 「結構感動するだろ〜。うちは最近、おなかを見てると動くのがわかるようになってきた。」
私  「なに〜っ、それはまだわからないかもしれん・・・」
同僚 「ふっふっふ、勝ったな。」

・・・勝ち負けじゃないと思うんですが。そっちの方が2週間早いんだし、まぁもう少ししたらおなかを眺めてみようかね。外から動くのが見えたらきっと感動するだろう。

  2004/02/19 (Thu)
昨日、会社の庶務さんから健康保健の手続きに母子手帳のコピーが必要なので提出してくれと頼まれた。父母(私と相方)の名前が書いてあるページと、分娩予定日が書いてあるページだ。社会保険の申請に必要らしい。
昨夜、そのことを伝えた時の相方の反応。

相方 「え〜っ、予定日が書いてあるページって、体重とか血圧とか書いてあるからやだな〜。」

・・・気持ちはわかるけど仕方ないね。

今日の昼休み、言われた通り母子手帳のコピーを提出していると相方から電話がかかってきた。

(ん?いつもはメールなのになぜ電話?)

一瞬、嫌な予感がよぎる。

私  「はいはい、どうした?」
相方 「えっと・・・今朝ほんの少し出血があって、産婦人科に行ったんだけど・・・入院することになっちゃった。」
私  「あらら、そりゃ大変だ。いつから入院するの?」
相方 「今から。病院は産婦人科の方で指定されたから、今からそこに行くの。」
私  「俺もすぐ行くから。」
相方 「大丈夫だよ〜。うちの両親も来てくれるし。」
私  「だめ。できるだけ早く行くからね。」

病院
こういうことは突然やってくる。会社を辞めてからの相方は確かに調子がおかしかった・・・。やはり先週の腹痛はただごとではなかったようだ。
すぐに私の仕事を他の人に引き継いで会社を出たのが午後3時。その間に相方から病院の名前と電話番号を知らせるメールが届く。最寄駅からタクシーを使えば今から1時間くらいで行けるだろうか。
電車に乗っているとき、相方のお父さんからメールが届く。最寄駅から病院までの距離と相方の病室を教えてくれた。相方の両親は先に着いているらしい。こういう時、近くに頼れる親が住んでいることのしあわせを実感できる。
病院の最寄駅を出て駅前の交番に寄り、だいたいの場所を聞いたあとタクシーに乗る。病院の前では相方のお義父さんが待っていてくれた。時刻は午後4時だった。

お父さんと一緒に相方の病室へ向かう。6人部屋の隅に相方と相方のお母さんがいた。

相方 「ごめんよ〜。」
私  「いやいや、謝ってどうする。何も悪くないんだから寝てなさい。」
相方 「あいよ〜。」

思っていたよりも元気だ。相方の両親は明日も来てくれるそうなので、必要なものがあればお願いすることにした。これはありがたい。

両親が帰ると相方と2人きりになった。ちょっと落ち着いて、自分が置かれている状況を考えてみる。
相方が入院した・・・ベッドに横になっている相方と、その横で小さな丸いすに座っている自分。静かだ。今朝、家を出たときには想像もしていなかった現実だ。どうやらこのフロアは産婦人科がメインらしく、耳をすますと産まれたばかりの赤ん坊の泣き声が聞こえてくる。ナースステーションの隣にはガラスで隔てられた部屋があり、小さいながらも元気に手足を動かしている未熟児達が並んでいる。相方もこの子達を見たら産みたい気持ちがさらに強まることだろう。

相方は産婦人科で入院するよう言われたあと、一度家に戻ってから必要なものを準備して、ひとりで指定された病院へ行き、受付に「入院しにきました」と言ったらしい。なかなか頼もしいじゃないか。
そのあとはエコー検査や血液検査をしてベッドで安静にしているよう言われたとのこと。

私  「まだベッドに入って4、5時間しか経ってないけど・・・暇でしょ?」
相方 「もう、すっごく暇〜。」
私  「だからって動いちゃダメだぞ〜。安静にしているのが治療なんだからね。」
相方 「わかってますよーだ。お母さんは自分も妊娠中に入院してるから、あんまり心配はしてなかったけどね。」
私  「で、具合はどうなのさ。」
相方 「切迫早産ってことなんだけど・・・別に今すぐ産まれるとか、危険とか、そういうことじゃないみたい。私もミニミニあっくんも元気だしね。」

切迫早産・・・「切迫」とは「なりかけ」の状態のことをいう。要するに、放っておくと早産してしまいそうな状態なのだ。相方の場合、のちに産道となる子宮頚管(子宮の出口)の長さが3cmになっていたため入院することとなった。通常は4cmくらいだそうだ。ミニミニあっくんが下がってきているというわけだ。今後さらに下がるようなことがあると大量の出血を伴う恐れがでてくるので、それを防ぐために安静にしている必要がある。

相方 「検査の時に言われたんだけどね・・・今日のミニミニあっくんの重さは、骨の長さとかから推定すると669gなんだって。」
私  「それって、雑誌に載ってる値よりも小さいよね。」
相方 「そうなんだけど、先生は標準的な体重だから問題ないって言ってたよ。」

今までエコー検査でGS、CRL、BPD、FLと各部の長さは測ってきたが、ミニミニあっくんの体重を知るのは初めてだ。669gか・・・当然まだ産まれてきてはいけない大きさだ。

しばらく相方と話していると担当医の先生がやってきた。30代前半くらいだろうか・・・若くて話しやすそうな人だ。診療の計画書を渡され、現状の説明をしてもらう。計画書にはこう書かれていた。

病名   : 切迫早産
症状   : 出血 腹緊
治療計画 : 入院 安静 連日膣洗浄 子宮収縮抑制剤
検査内容 : 超音波検査 採血
入院期間 : 平成16年2月19日〜未定

先生の話は、相方に聞いた内容に加えて入院期間についての説明があった。まずはミニミニあっくんが1000gくらいになる28週まで入院して様子をみる。その後も状態によってさらに入院。場合によっては出産まで入院することになるかもしれないそうだ。ただし入院場所がこの病院なのか、里帰り先の病院なのかはその時決めるとのこと。
今、相方は25週目だからまずは3週間の入院ってとこか・・・。出産までだと約3ヶ月入院することになる。相方には長い3ヶ月になるかもしれない。

ところで今回の入院でちょっとだけやっかいなことがある。保険証だ。先日会社を辞めた相方の保険証は、現在私の会社に申請中のため今は持っていない。会社の庶務さんの話では、申請してから10日くらいで届くという。しかし当月分の医療費に有効な保険証の提示は月末までだ。なんとか来週中に手に入れば入院費の負担は3割で済む。まぁ相方の身体に比べたらお金なんて小さいことだが、安いに越したことはない。

さて、気がつけば時刻は18時。そろそろ夕食の時間らしい。これから一日中寝ていなければならない相方にとって、食事は大きな楽しみのひとつになるだろう。
記念すべき初日のメニューはこちら。

・豚の生姜焼き
・ポテトサラダ
・キャベツの千切り
・酢の物
・ご飯
・みそ汁
・キウイ

私  「うわ。ご飯、多くない?」
相方 「ご飯だけじゃなくて、全体的にいつも食べてる量より多いね。」

まぁ少ないよりはいいか。思ったより美味しそうだ。困ったことに相方が食べるのを見ていたら、自分もおなかが減ってきた・・・。

相方 「・・・キウイ食べる?」
私  「いっただっきま〜す!

なにやってんだか・・・。
面会時間の終わりも近くなってきたので、相方の完食を見届けて帰ることにした。
明日は相方のお母さんが来てくれる。平日は私が面会時間内に病院へ行くのはちょっと厳しいだろう。相方の両親の助けに甘えさせてもらうことにする。

病院を出ると少し歩いたところに神社をみつけた。何の迷いもなく真っ暗な境内に入る。困った時の神頼みだ。とにかく相方の身体が最優先。そしてミニミニあっくんも元気に産まれますようにと願う。

それにしても出産という大イベントは、本当に一筋縄ではいかないものだ。本人も入院するとは思いもしなかっただろう。毎日寝ているだけの生活はかなりつらいと思うが、頑張れよ・・・相方。

  2004/02/20 (Fri)
昨日は早退したものの、相変わらず仕事は忙しい。今日も家に着くのは1時過ぎだなぁと思っていた22時頃、相方から私の携帯にメールが届いた。

・・・病院で電波出しちゃダメなんじゃ・・・まぁ昨日病院に行った時、相方と同じ病室の妊婦さんもバシバシ携帯使ってたしな・・・。
そんなことを考えながらメールの1行目を読む・・・。

モコちゃんだよ

・・・ん?『モコちゃんだよ』って何だ?・・・ん?・・・あっ!・・・そうか、そういうことか!・・・女の子ってことか!
女の子・・・女の子かぁ・・・この先くつがえるかもしれないけど、そっかぁ、女の子か・・・やばい、仕事が手につかん。
女の子だと・・・嫁に行っちゃうな・・・やっぱ淋しいんだろうなぁ・・・号泣しちゃうよ俺、きっと・・・。
・・・産まれる前から、嫁に行くこと考えてどうする。

それからメールには、ビデオテープ、ベビー用品の通販カタログ、小さめサイズのラップを持ってきてくれと書かれていた。
ビデオテープか・・・入院なのでエコーは録ってくれないと思っていたけど記録してくれそうでよかった。エコー写真ももらえるかもしれない。あとはベビー用品のカタログね・・・昨日は小説か新聞がほしいって言ってたのに・・・性別がわかって急に見たくなったのだろうか。わからないのがラップ・・・何に使うんだろう・・・おなかに巻いてダイエット?う〜ん、まぁとりあえず持っていこう。

女の子か・・・。性別がわかるとなんだか一気にミニミニあっくんが身近に感じるな。まだまだ出てきちゃダメだよ。もう少しおなかの中でゆっくりしていようね。

  2004/02/21 (Sat)
来週末に行く予定だった温泉旅行は当然キャンセルすることにした。どちらの親も「次に行く時は7人だね」と言って旅行中止を快諾してくれた。
今日はその旅行代金の払い戻しを受け取りに行ったあと、私の両親と待ち合わせて相方の病院へ向かった。
それにしても今日は暖かい。コートを着ていると汗ばんでくる。すっかり春の陽気だ。
病院に着くと相方のお父さんが待っていてくれた。入院したばかりのころは代わる代わる人が来るので賑やかだ。
相方が私の両親に一通り病状を説明したあと、昨日撮ったエコー写真を見せてくれた。

私  「あれ?これって3Dエコーじゃない?」
相方 「そうそう。なんかね、今この病院で3Dエコーの機械を1週間レンタルしているらしくて私が実験台になったの。」
私  「へぇ〜ラッキーじゃん。これ普通は別料金なんだよ。」
相方 「でね、あんまり写りが良くないから次は他の人になるかもしれないけど、もしかすると今度の火曜日あたりにもう一回撮ってもらえるかもしれないよ。」
私  「おぉ、そりゃすごい。」
相方 「診察中に3Dエコーの機械を売る業者さんみたいな人がいたから、おそらくお試しキャンペーンで1週間借りてるんだと思う。」

なるほどね。まさかこんなところで3Dエコーが撮れるとは思わなかった。実は相方が里帰り出産をする予定の産婦人科には、3Dエコーを撮る設備があるのだが有料なのだ。
そんなわけで偶然撮ってもらった3Dエコー写真(25週4日)がこちら。

3Dエコー写真 25週4日(2004/02/20)

うーん・・・たしかにちょっとわかりづらいな。先生が相方に説明するとき書いた目と鼻と口のラインで、こっちを向いていることはわかるけど、これがなかったら何が何やらわからない。もしもう一度撮ってもらえるのであれば、次はもう少しはっきり顔がわかるといいんだけど・・・。
それから通常のエコー写真も撮ってもらっていた。

エコー写真 25週4日(2004/02/20) エコー写真 25週4日(2004/02/20) エコー写真 25週4日(2004/02/20)

相方 「このグラフの写真で体重計算してるんだけどね、今日は小さめだねって言われたの。」
私  「ほんとだ、585gって・・・入院した日は669gだったよね。こりゃあんまり気にしない方がいいね。」

左の写真だ。グラフの縦軸が体重で横軸が週数になっていて、左下から出ている3本の線が上から上限、標準、下限の目安ラインだ。25週よりちょっと右のグラフ上にポイントされた小さな丸がミニミニあっくんの体重だ。下限ラインのギリギリ上といったところか。写真の下に並んでいるエコーはそれぞれFL(太ももの骨の長さ)、AxT、BPD(頭の横幅)を測っている映像で、これらをもとに体重を推定するらしい。今回初めて出てきた「AxT」という値は、おなかの縦幅であるAPTDと横幅であるTTDをかけた数値であり、APTD×TTDを略してAxTと書く。
ミニミニあっくんのそれぞれの値はFLが40.9mm、AxTが28.6cm2、BPDが55.7mmだ。ちなみに前回のBPDは57.6mm・・・あぁ、また縮んでるよ。ほんと測る人によってまちまちだねぇ・・・。きっと体重も気にすることはないのだろう。

真ん中の写真は向かって左が心臓をはじめとする内臓の確認で、右がBPD測定中のものだ。そして右の写真が問題の性別確定写真なのだが・・・。

相方 「これがまたわかりづらいんだけど、右側のエコーで女の子だってわかるみたい。」
私  「・・・ふーん・・・。」

向かって右側のエコーの若干右上のところが足の付け根にあたる部分で、先生曰く女の子らしい。この写真も先生がペンでラインを引いてくれているのだが、それでも正直言ってよくわからない・・・。まぁもっとはっきりわかる写真は今後に期待するとして、これが性別がわかった記念すべき一枚であることに変わりはない。

私の両親はひと足先に帰り、相方と2人だけになったので、メールで持って来るよう頼まれていたものを渡す。

私  「どう、変わりない?」
相方 「うん大丈夫。なんとか下がってきたミニミニあっくんをもとに戻そうとしてるんだけど、なかなか難しいんだよね。」
私  「あんまり下手なことしない方がいいと思うんだけど・・・。」
相方 「まぁ足の下に布団敷いたりしてるくらいだから。先生の話だと、一度下がるとなかなか戻らないみたいなんだよねぇ。」
私  「そうなんだ・・・。そういえばこのラップって何に使うの?」
相方 「あ、夕飯がいっぱいあったでしょ?一度にフルーツまで食べ切れないから、ラップに包んでとっておくの。」
私  「なるほどね。」
相方 「寝る前に食べると美味しいんだな〜。」

しばらくすると、看護婦さんがミニミニあっくんの心音をチェックしにやってきた。
弁当箱くらいの大きさの機械にコードが伸びていて、その先にカラオケのマイクのようなものが付いている。マイクの先端にゼリーを塗って相方のおなかに押し当てる・・・。

『どっくん・・・どっくん・・・どっくん・・・』

ほぉ〜、こんなにコンパクトな装置で心音が聞けるのか。それにしても看護婦さん、マイクを相方のおなかにあてるの強すぎやしないか?かなりグイグイ押し当ててるけど・・・。

相方 「そうそう、エコー診察の時も結構グイグイやられるよ。あの看護婦さんだけじゃなくてどの先生にも。」
私  「羊水で守られているとはいえ、素人からするとちょっと恐いな。」
相方 「この前なんて、ミニミニあっくんをエコーの機械で押して移動させてたもん。」

・・・そりゃひどい。

私  「そういえば、ミニミニあっくんの名前なんだけどさ。『萌心』の他にもうひとつ考えたんだけど・・・。」
相方 「なになに?」
私  「『陽和』と書いて『ひより』って読むんだけど、どう?」
相方 「この前の『陽大』(ひなた)と『和奏』(わかな)を合わせたね?・・・ひよりちゃんか・・・かわいいね。」

太陽のように暖かく柔らかで、みんなと仲良く和める存在・・・『陽和』(ひより)・・・あくまで候補のひとつではあるけれど、なかなかいいと思う。

今日も気が付けば夕食の時間になっていた。本日のメインは野菜の煮物。竹の子、にんじん、さといも、カボチャ・・・どれも美味しそうだ。相方が食べ終わった食器を戻しに行くついでに、私も病院を出る。

おとといと同じように、近くの神社でお参りをしてから帰る。とりあえず相方自身は元気そうでよかった。ミニミニあっくん、もうしばらくおなかの中でゆっくりしているんだよ。


  26週目
  2004/02/23 (Mon)
19時をまわったころ、相方からメールが届く。シャワーの許可が出たので5日ぶりにさっぱりしたとのこと。それからこのまま順調にいけば、来週くらいに退院できるかもしれないと言われたらしい。
そうか・・・風呂のことは考えていなかった。あの病室って結構暑いし、一日中布団の中にいたらかなりの汗をかく。5日ぶりか・・・そりゃぁ気持ちよかっただろう。
それにしても来週くらいに退院って・・・前向きなのはいいけれど、退院したらきっとまた動きまわるんだろう。そう考えるともう少し入院していた方がいい気もする。相方にとっては苦痛だろうけどなぁ・・・。

妊娠大百科(薬図鑑)
さてそんな相方は現在、安静状態でいるほかに錠剤の薬を毎食後に飲むよう言われている。飲んでいるのは子宮収縮抑制剤鉄剤だ。
鉄剤は入院後の血液検査で、鉄分が不足していると診断されたためだ。私の母親も妊娠中に飲んでいたそうだ。
もうひとつの子宮収縮抑制剤とはその名の通り子宮の収縮を抑制するためのもので、相方が飲んでいるのはキッセイ薬品の「ウテメリン」という製品である。「たまひよ妊娠大百科」やWEB上で調べてみると、流産や早産の治療薬としてはかなり有名で必須のものらしい。緊急を要する場合には注射薬も存在する。副作用としては脈が速くなり、手が震えて吐き気がすることがあるがこれは人による。今のところ相方は大丈夫のようだ。

先日相方が何度も吐いた時、産婦人科で処方された薬を相方はしっかりと調べてから飲んでいた。それを知ったのは今入院している病院で、その時処方された薬を聞かれて、相方がすらすらと答えているのを見た時である。
目の前にある薬は一体何なのか。納得した上で飲むのは非常に大切なことだ。

  2004/02/24 (Tue)
午前中、私の手元に相方の保険証が届いた。申請から10日ほどかかると言われていたので、3日も早く届いたことになる。ありがたい。これで今月の医療費を全額負担する必要はなくなりそうだ。

ちょうど良いことに今夜は、私の担当しているプロジェクトの一部で商用向けリリースが行われるため、徹夜で作業することになっている。おそらく明日は午後の早い時間に会社を出ることができるだろう。相方が入院している病院だけでなく、産婦人科や薬局にも医療費の精算をしてこられるかもしれない。問題があるとすれば私の眠気くらいだろう。

  2004/02/25 (Wed)
午後2時ごろ、徹夜作業も一段落ついたので会社を出られた。面会時間の終わりまでまだ時間があるので、相方の病院へ行く前に、自宅近くの産婦人科や薬局へ医療費の精算をしてくることにした。
相方が会社を辞めた2月11日以降にかかった入院費以外の医療費は、何度も吐いた翌日の産婦人科診察料と薬代、それから切迫早産で入院した日の産婦人科診察料だ。どちらも保険証を提示すると、今までの支払金額の7割分をすぐに返金してくれた。いやぁ、保険制度ってのは素晴らしい

医療費の精算をすませたので相方のいる病院へと向かう。病院の近くで今まで面会していた相方の両親とすれ違った。どうやらお義母さんの方は、相方が入院してから毎日来てくれているらしい。退屈な入院生活をおくる相方の話相手になってくれているだけでなく、衣類の交換もしてくれている。本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。こういう助けがなかったら相方も相当ストレスがたまっていたことだろう。

相方はいつものように元気だった。相方の話では、入院する前のようなおなかの張りはなくなったとのこと。退院後も何度か通うことにはなるが、このままいくと近々家に帰ることができそうだ。

私  「家に帰ったとたんに掃除とか洗濯とかやりだすだろ〜。それが恐いんだよなぁ・・・。」
相方 「ふふふ、やることいっぱいあるねぇ〜。」
私  「ほらほら・・・。家でも安静にしていることと、ほんのちょっとでもおなかが張ったりしたら病院に行くことが約束できないと、退院させられませんな。」
相方 「わ、わかったよ。大丈夫だって。」
私  「35週までミニミニあっくんは、なるべくおなかにいた方がいいんだからね。」
相方 「了解です。目指せ35週だね。」

早産も出産時の週数によって胎児への影響もかなり違う。28週以前に産まれた場合は救命率も低く、助かったとしても後遺症が残る心配があるが、これを超えると救命率は飛躍的に上昇する。体重が1500gほどになる30週を過ぎると後遺症の心配もかなり減り、35週頃には肺も成熟し始め、出産後すぐに自発呼吸ができる可能性も高くなる。産まれたあとのミニミニあっくんが健康であるためにも、おなかの中になるべく長くいた方が良いのだ。

私  「そういえばシャワー浴びられたんだね。気持ちよかっただろう。」
相方 「もう頭に蓋がしてある感じだったよ・・・。でも今は許可が出たんで毎日浴びられるようになったの。気持ちいいよ〜。」

一日中布団の中にいてシャワーを浴びられないのはかなり苦痛だろう。毎日浴びられるようになったのも、相方の病状が良くなっている証拠だ。
入院した日に担当の先生から、場合によっては出産まで入院すると言われた。それが今ではもうすぐ退院できるかもしれないのだ。この調子であと10週間は、おなかの中でミニミニあっくんが元気に育ってくれることを願う。

  2004/02/26 (Thu)
昼過ぎに相方からメールが届いた。ミニミニあっくんに変化は無いが、入院時にやったGBS検査というのにひっかかったらしい。

GBS・・・私も知らなかったのでちょっと調べてみた。

GBS(Group B Streptococcus)とは「B群溶血性連鎖球菌」のことで、女性の10〜30%くらいが腟内から検出される。特別珍しい菌でもなく、母胎への影響はないものの、分娩時に胎児が鼻から吸い込むなどして1%くらいの割合で感染し、髄膜炎敗血症などを起こすことがある。そのため非常によく効くとされている抗生物質(ペニシリン)を服用し、菌の量を減らして胎児への感染を防ぐようにする。またGBSが原因で絨毛膜羊膜炎を起こして早産になることもある

相方が切迫早産になったのも、このGBSが原因なんじゃないだろうか・・・。
それからペニシリンってのもよく聞くけれど、こちらも詳しく知らないので調べてみる。

ペニシリンは血液や体液、組織中にすみやかに拡がり、様々な種類の細菌に対して抗菌作用を示す。産婦人科では手術後や分娩後などに使われることも多い。分娩時にGBSが腟内に確認されると、胎児への感染予防のため、陣痛がはじまったり破水したときに点滴される。副作用でめまい、吐き気、湿疹などの症状が出ることがある。商品名としてはビクシリン、サワシリン、ペントレックス、ユナシンなどがある。

なるほど・・・。確率的にはかなり低いものの、GBSがミニミニあっくんに感染すると重度の病気になってしまうわけか・・・。これは防いであげる必要があるな。とりあえずGBSについての情報を相方に返信しておく。

出産までの道のりは危険がいっぱいだな。

  2004/02/27 (Fri)
今日も昼過ぎに相方からメールが届く。昨日のGBSについて先生に聞いてみたところ、毎日行っている膣洗浄の時に薬を入れているとのこと。一週間ほどで治るらしい。それから来週火曜日の内診で許可が下りれば、水曜日には退院できるとも書いてあった。

そういえば相方が入院した日に、担当の先生から渡された診療計画書にも「連日膣洗浄」と書かれていた。WEB上を調べてみてもGBS(B群溶血性連鎖球菌)検査が陽性の場合は、膣内洗浄を行うのが一般的のようだ。ただし同時に抗生物質(ペニシリン)を飲むよう言われることが多い。相方の場合も、退院後しばらくは飲むことになるかもしれない。

それにしても水曜日に退院ってことは、ちょうど2週間の入院か・・・。当初の予定よりも早く退院できるのはなによりだ。 さてと・・・相方が帰ってくる前に部屋を片づけておかないと・・・。

  2004/02/28 (Sat)
なんとか会社を休むことができたので、午後は相方のいる病院へ行った。

私  「どう具合は?」
相方 「おととい、ちょっとだけ出血したんだけど・・・先生に言ったら大丈夫だって。すぐに止まったし。」
私  「本当に大丈夫なのか?退院しても急にたくさん動いちゃ・・・」
相方 「わかってるって。大丈夫、家に帰ってもソロソロ生活するようにするからさ。」

病気というのは実際にかかってみないと詳しく調べるなんてことはまずない。切迫早産に関しても相方が入院するまでほとんど知識がなかった。当初は会社を辞めた相方が、部屋の掃除なんかを張り切ってやりだしたため、ミニミニあっくんが下がってしまったと思っていた。しかし詳しく調べるうちに運動自体は早産の原因としてほとんど関係の無いことがわかる。むしろ適度な運動は体重増加を抑制し、持久力増強、筋力強化を促すため、早産を予防すると言われていることも知った。
現在、早産の原因ははっきり解明されているわけではないが、注目されているもののひとつに絨毛膜羊膜炎がある。これは膣内の細菌が増えて子宮へと進むことで起こり、子宮口を柔らかくさせたり子宮収縮を起こすプロスタグランディンという物質が作られて、おなかが張りやすくなる。そしてその細菌のひとつが、相方に陽性反応が出たGBS(B群溶血性連鎖球菌)らしい。

私  「切迫早産になった原因はGBSじゃないかと思うんだけど、これは素人の考えだから、退院前にちゃんとプロの考えを聞いておいた方がいいと思う。」
相方 「そうだね。退院後の注意点とかも一緒に聞いておくよ。」

退院後は適度に歩いた方がいいのかもしれない。まぁこの「適度」ってのが難しいのだが・・・

  2004/02/29 (Sun)
相方が入院してから10日が過ぎた。仕事が忙しいので毎日帰るのは日付が変わってからだが、久しぶりに一人暮らし生活を送っている。
前にも書いたように一人で生活する上で、炊事に関しては全く問題はない。休日以外はスーパーが開いている時間に帰れないので、毎晩冷蔵庫にあるものを使って何を作るか考える。これがなかなか楽しい。結婚する前に3年ほど一人暮らしをしていたが、ほとんど毎日自炊をしていた。コンビニの弁当を買ったことは一度もない。一人暮らしをする前から料理は好きだったし、ストレス発散にもなり、今では和洋中と一通り作ることができる。

問題は洗濯と掃除だ。

洗濯・・・毎日たまっていく洗濯物。しかしどうにも洗濯機を回す気にならない。干してからが面倒なのだ。脱水のあとに乾燥し、アイロンをかけ、洗濯物の形に応じてきちんとたたむまでをやってくれる機械があったらどんなに便利だろう。ついでにタンスにしまってくれたら言うことない。まぁそんなことを言っていても確実に着るものは減っていくので、昨日の午前中ついに洗濯をした。相方が入院してから10日目にして初めての洗濯だ。洗濯機の脱水が終わってベランダに干す。こんなにちゃんとした洗濯をするのは何年ぶりだろう。次の工程はアイロンがけか・・・と思いつつ一日経っちゃったな・・・気長にやるか・・・。
掃除もこれまた苦手である。自分は重度の小児喘息だったこともあり他人よりもホコリに弱い。いざやり始めれば隅々までやるのだが、なかなか掃除機に手がかからない。

相方 「ほんとに喘息だったの?」

そう相方に言われるのも無理はない。我ながら困ったものだ。
そんな相方は洗濯も掃除も大好きだ。もちろん料理もうまい。

相方 「きれいになっていくのが楽しいんだもん。」

洗濯をしている時に相方がよく言う言葉だ。尊敬してしまう瞬間でもある。

それにしても主婦というのはすごい。前にも一度出てきた私の大好きな本「ぽっかぽか」にこんな言葉がある。

『主婦ってのはとんでもない職業で、料理、洗濯、育児に裁縫、掃除にやりくり・・・
 ひとつでもプロになるのは大変なのに、全部やらなきゃならない。』

そのとおりだ。ひとつひとつが職業として成り立っている。それを全部要求されているわけだから、こなしているだけでもすごいことなのだ。私はよく相方に言う。

私 「やりたくないときは、投げ出してぼ〜っとしてるんだよ。」

こんな大変な作業を毎日やっていたらあっという間に疲れてしまうだろう。私には到底まねできない。相方様々なのだ。しかも今後はさらにおなかが大きくなって、動くのがつらくなってくるだろう。決して無理しないで、楽しんでできる範囲でやってもらいたい。


  27週目
  2004/03/01 (Mon)
一度も雪が降らなかった珍しい2月が終わったとたん、すごい寒さが戻ってきた。みぞれまじりの雪まで降っている。
今夜は先週に引き続き、仕事で商用向けのリリースがあるため徹夜作業になる。順調にいけば明日は早めに会社を出られるので、相方に会いに行くことができるだろう。
相方の話では、最近は夜中に目を覚ますくらいミニミニあっくんが動くらしい。元気に育っているのはなによりだ。相方も明日の検査をパスすればめでたく退院となる。家に帰ったら部屋の片づけをするとしよう。

  2004/03/02 (Tue)
徹夜明けの商用運用開始早々、他のグループでトラブルが発生したために会社を出るのが遅くなってしまった。相方の病院に着いた時は夕方5時をまわっていた。しかし昼前に相方から無事退院の許可が出たとのメールを受け取っていたので気は楽だった。病院の最寄り駅を出ると、今まで病院にいた相方のお母さんとすれ違った。

お義母さん 「明日は車で病院に行って、本人と一緒に荷物なんかも運ぶから、無理して今日持って帰ることはないわよ。」

明日は相方の両親がひとまず入院費の精算をし、車に相方と荷物を乗せて家まで送り届けてくれるとのこと。そして退院後も相方の様子を見に、定期的に我々の家まで来てくれるそうだ。私の帰りが毎晩遅くて土日も休めるかわからない現状で、こうやって相方の助けになってくれるのは本当にありがたい。相方も自分の親であれば甘えやすいだろう。

病室に行くと普段と変わらない元気な相方に会えた。

相方 「今日はエコー写真撮ったよ〜。そうそう、体重も1000gを超えてたの。」
私  「やったね、おめでとう。」

27週始めで1000gというと標準的な体重だ。前回の測定では585gだったわけで10日で400g以上増えたことになるのだが・・・さすがにそれは増えすぎだろう。過信はできないにせよ、ひとまず第一目標の1000gに達したのは喜ばしいことだ。

こちらが本日(27週1日)のエコー写真。

エコー写真 27週1日(2004/03/02) エコー写真 27週1日(2004/03/02) エコー写真 27週1日(2004/03/02)

私  「今回も3Dエコー撮ってもらったんだね。」
相方 「うん。まぁこの前の写真よりはよく撮れてるけど、今日のもちょっとわかりづらいよねぇ。」

今回のは先生がペンでラインを引いたりしていないが、ちゃんとこっちを向いているのがわかる。

相方 「今日も業者の人が来ていろいろ説明してたよ。一緒に見てたらきっと私よりすごい興味を示したと思う。」
私  「確かに3D写真を撮ってるところは見てみたいね。」
相方 「実はちゃんとビデオにも録ってもらっているのだ。ふふふ。」
私  「お〜っ、素晴らしい。家に帰ったら早速観てみよう。」

残りの2枚はいつものエコー写真だ。中央の写真はFL(太ももの骨の長さ)を測っている。長さは47.9mm・・・太ももだけで5cmもあるのか・・・大きくなったな。他の値も書いてあるので10日前に測った値と比べてみる。

BPD(頭の横幅)      : 55.7mm → 69.1mm
FL(太ももの骨の長さ)   : 40.9mm → 47.4mm
APTD(おなかの縦幅)   : 55.6mm → 73.8mm
TTD(おなかの横幅)    : 51.5mm → 55.2mm
AxT(おなかの縦幅×横幅) : 28.6cm2 → 40.7cm2
EFBW(胎児推定体重)   : 585g → 1013g

・・・すごい勢いで成長している。操作する人によって値が異なるにせよ、10日でここまでに大きくなっているとは驚きだ。この調子で1500g、2000gとぐんぐん育ってほしい。目指すは現在の3倍・・・3000gである。

そして最後は右側の写真。何も言われずに見ると何が写っているのかよくわからない。

相方 「これはねぇ、性別を再確認してる時に撮った写真だね。絶対に女の子ですって言われたよ。」
私  「どの辺でわかるの?」
相方 「ここに短い横線が3本あるでしょ?これがいわゆる女の子の証拠みたい。」

なるほど。エコー画像の左上に「+」のマークがあって、そのすぐ右に3本の短い横線が見える。要するに横向きに写ってるってわけか。確かにこれは女の子だな・・・。前回の写真はわかりづらかったが、これならよくわかる。

私  「それで、退院後はどんな感じなの?」
相方 「うーん、とりあえず家の中で歩くくらいは大丈夫だって。少しでもおなかが張るようなことがあれば連絡してくださいって。」
私  「薬は?」
相方 「今飲んでる鉄剤は無くなったら飲まなくていいけど、ウテメリンはしばらく飲み続けるみたい。1日2回ね。」

やはりウテメリン(子宮収縮抑制剤)は飲む必要があるのか・・・。おなかの張りを抑えるためには仕方ないだろう。

私  「あとは毎日の食事だな。なるべく自分で作らないようにできるといいんだけど・・・。」
相方 「とりあえず定期的にお母さんが持ってきてくれるみたい。あとは冷凍食品とかかなぁ。」

家に帰るのが遅いのでどこまでできるかわからないが、私も保存できるものを帰ってから作るようにしよう。

そんな話をしていると最後の夕食が運ばれてきた。今日のメインはハンバーグだ。美味しそうだな・・・。眠くなければ帰ってから作るんだけど・・・徹夜明けの今日はさすがにその気力も無い。

相方 「デザートのイチゴをひとつあげよう。」
私  「やった〜。」

物欲しげな顔をしていたらしい。病人に食べ物をわけてもらって病院を出る。もちろん近くの神社へお参りをしに立ち寄る。退院できることになったお礼を付け加えて、今後も順調に行きますようにと願う。そのあとは夕飯の買い物だ。とりあえず明日相方が食べられるように、多めに筑前煮を作ることにした。
家に帰り、筑前煮を作りながら部屋の片づけにとりかかる。明日は私のいない間に相方の両親が来るのだ。2週間の一人暮らし生活で散らかった部屋を元に戻さなくてはならない。一通り掃除機をかけ終わって、食事を始める頃には夜11時をまわっていた。それでも徹夜明けとはいえ、こんな時間に家にいられるのは珍しい。

さてと、エコー診察のビデオでも観るか・・・。

前半の5分くらいは今までのビデオと同じように心臓の動きを確認したり、各部の長さを測ったりという操作が続く。性別判定の様子も記録されている。今までと違うのは画面上の機種名が「SONOVISTA-ColorU」から、「SONOVISTA ColorFD」に変わっていることくらいだ。
ところがしばらくして、ミニミニあっくんの顔があるあたりで映像が固定されたかと思うと、高速にエコーの深度だけを変える映像が続き、全く別の場面に切り替わった。3D画像の作成が開始されたのだ。

3Dエコー作成画面 3Dエコー作成画面 3Dエコー作成画面

画面は3DのCGを作成するソフトによく似ている。そこに先ほど深度を変えながらスキャンしたデータが展開されている。驚かされたのは、このデータは完全な3Dデータとして存在していて、自由に回転が可能だということ。私は3Dエコーというのは、従来のエコー画像の深度を細かく変えて撮り、それを積み重ねて立体的に見せるだけだと思っていたが、この3Dエコー装置は、おなかの中を本当の3Dデータとして取り込める機能を持っているのだ。これは診察時、仮に胎児がエコーをあてた方向を向いていてくれなくても、あとで画像を回転させれば正面を向かせることができることを意味する。処理速度も高速とまではいかないものの、ユーザーにストレスを感じさせない程度では動いている。
ただし正直なところ、これだけの機能を医師が使いこなせるようになるにはかなりの時間を要すると感じた。初めにスキャンされた状態では、胎児とは関係の無いオブジェクトも取り込まれているので、それらを削除していく作業からビデオには映っている。胎児の顔を3D化するには、それなりの技術と慣れが必要になるだろう。相方が里帰り出産をする病院をはじめ、3Dエコー装置を導入しているほとんどの病院で3D画像の作成には別途費用がかかるが、これは仕方のないことだと思う。今後、胎児の自動判別機能や輪郭抽出機能などが搭載されない限り、従来のエコー診察より何倍もの時間がかかってしまうだろう。
技術自体は素晴らしいので、操作性や画像処理能力の向上、リアルタイムでの3D化など、これからもどんどん発展していってほしいと思う。

  2004/03/03 (Wed)
夕方5時過ぎ、相方から家に帰ったとのメールが届いた。昨夜作った筑前煮も美味しく食べてくれたらしい。冷えるので早速こたつで寝ているとのこと。こたつ・・・ちゃんと布団で寝てなきゃダメなのに・・・。

LC1ドリンク
ところで昨日、夕飯の買い物と一緒にLC1乳酸菌の入ったドリンクを買ってみた。相方がGBS(B群溶血性連鎖球菌)の検査で陽性になった時にその治療法を調べてみたが、そこで抗生物質(ペニシリン)の他にも「LC1」という名の乳酸菌が効くということを知ったのだ。膣内の悪玉菌を減らす効果があるらしい。
最近はヨーグルトなどの商品名に、にいろいろな乳酸菌の名前がつけられている。その中でLC1の名前がつけられているのがネスレの「LC1ヨーグルト」と「LC1ドリンク」だ。昨夜、夕飯の買い物をしたスーパーにはLC1ドリンクが全部で8本置かれていたので、とりあえずすべて買い占めて、冷蔵庫の中に横一線に並べておいた。きっと相方が何も知らずに開けたら笑うだろう・・・。LC1にどれほどの効果があるかはわからないが、これから出産まで1日1本ペースで飲んでもらおうと思っている。

さて今日も結局日付が変わる前には帰れなかった・・・。家に入ると、相方はちゃんと布団で寝ている。こたつから移動したようで一安心だ。

私  「おかえり〜、久しぶりのわが家だねぇ。具合はどう?」
相方 「とりあえず悪くはなってないよ。あ、煮物作ってくれてありがとう。LC1にはうちの親も笑ってたよ。」
私  「あはは・・・。まぁできるだけ寝てるようにするんだよ。」
相方 「うん。とりあえず入院する前に予約した母親学級もキャンセルすることにしたよ。」

それは良い判断だ。無理してまで行く必要はないし、別の機会にすればよい。とにかく今は安静にしていることが最優先だ。

相方 「そうそう、ウテメリンの他にクロマイ膣錠ってのも渡されたよ。」
私  「それって、GBS対策の薬ってことかな?」
相方 「きっとそうだと思う。入院中も膣洗浄の時に入れられてたみたい。」

クロマイ膣錠はペニシリンと同じ抗生物質のひとつで、クロラムフェニコールを成分とし、直接膣内に入れて使用する。WEB上を調べてみるとペニシリンほどではないものの、確かにGBSを除去するための薬としても用いられている。相方のGBSもこれで撃退できればいいのだが・・・。

相方の話では、ひとまず週明けの月曜日は診察のため病院に行くらしい。それからもしばらく様子をみて、大丈夫そうであれば今月後半にでも実家に里帰りするとのこと。当初の予定より少し早い里帰りではあるが、その方が昼間に一人でいることがなくなるので具合が悪くなっても対処がしやすい。食事の支度など、家事負担も軽減される

場合によっては出産まで入院と言われていただけに、無事退院できたのことは本当によかった。
あと10週間・・・なんとか順調に進んで、大きくなったミニミニあっくんに会えれば最高だ。

  2004/03/04 (Thu)
昼休みに銀行に行って相方の両親に支払ってもらった入院費をおろしてきた。相方が入院していた14日間(2月19日〜3月3日)の費用は、ベッド、食事、治療などすべて含めて12万円弱だった。1日あたり約8500円かかっていることになる。正直なところ、思っていたよりも安かった。食費なんて1食あたり300円ほどだ。

相方 「カロリー計算してくれるし、食器は洗わなくていいし、あの量で300円なんて信じられないね。」
私  「病院にいた方が良かった?」
相方 「う〜ん、悩むなぁ・・・。」

おいおい・・・。まぁ治療費に関しては3割負担なので、実際にはかなりのお金がかかっている。先月もし相方の保険証が手に入らなかったらと思うと恐ろしい。
おろしたお金は明日以降に相方のお母さんが来てくれた時にでも、相方から渡してもらうことにしよう。

LC1ヨーグルト
仕事帰りに深夜までやっているスーパーに寄ると、LC1ヨーグルトが売られていたのでとりあえず2個買ってみた。LC1ドリンクに比べるとカロリーが高いため、毎日続けるならばドリンクの方がいいかもしれない。おととい買ったスーパーでまたLC1ドリンクが入荷したら買い占めることにしよう・・・。

家に帰ってからは我々が加入している民間の保険会社に、保険料の支払いを求める申請書を書いた。
現在我々が加入している保険は、県民共済と私の会社独自のものの2種類だ。入院費用に関しては、県民共済が入院5日目から1日4000円、会社の保険が入院1日目から1日5000円出ることになっている。よって4日目までは1日5000円、5日目からは1日9000円の保険料が支払われる。これは大きい。今回の入院費をほとんどまかなえることになる。
それぞれ入院費の領収明細書と診察券のコピーを同封して、明日にでも投函できるようにしておく。

保険料というのはひと月あたりそれほど高額でないにせよ、やはりどこかもったいない気がするものだ。しかし実際に受け取る立場になって始めてその大切さとありがたみを知ることになる。

  2004/03/06 (Sat)
私  「2時間くらい出かけてくるね。帰りに夕飯の買い物もしてくるから。」
相方 「どこに行くの?」
私  「ん〜と、ちょっと新しいデジカメを買いに・・・。」
相方 「あ〜いいなぁ〜。私も行きた〜い。」
私  「あなたは自宅で安静です。」
相方 「ぶ〜〜〜ぅ。」

というわけで半ば衝動買いに近いのだが、相方を家に残して新しいデジタルカメラを買いに出かけた。相方には悪いが、平日は店が開いている時間に帰ることなんてできないので休日に行くしかない。

DiMAGE G400
現在使っているデジカメは結婚してすぐに買ったキヤノンの「IXY DIGITAL 200a」だ。露出補正などの基本的な調節ができ、当時としてはハイクラスの200万画素で写りも素晴らしい。プリントしても充分鑑賞に堪えられる。ただ全体的に反応速度が鈍いのと、大きさの割に重いという不満もあって、そろそろ新しいものがほしいと思っていたのだ。
今回購入したのはコニカミノルタの「DiMAGE G400」だ。シャッタースピード変更、AEロックといったワンランク上の機能を持ち、400万画素の画質も良好でWEB上の評判もよい。そしてなにより今までのIXYよりも、電源を入れてからシャッターが切れるまでの時間が圧倒的に短い。重さもIXYより40gも軽く言うこと無しである。

おそらく産まれてすぐのミニミニあっくんの姿は、このカメラで撮ることになるだろう。とっさのシャッターチャンスに対応できるよう、今から慣らしておかねばならない。

さて、今日の夕食は相方の大好きなお好み焼きにした。2枚目をホットプレートで焼いているとき、相方の様子が少しおかしいのに気づく。

私  「ん?おなかが張ってる?」
相方 「・・・張るっていうより・・・胃が苦しいって感じ。食べ過ぎかねぇ。」
私  「まだそんなに食べてないって・・・。無理することなんてないんだから、ベッドで横になってなよ。」
相方 「うん、そうする。お好み焼きとっておいてね〜。」

この場に及んで何言ってるんだか・・・。とりあえず食後に飲む予定のウテメリン(子宮収縮抑制剤)を飲んでベッドに入っていった相方。10分ほどして戻ってくる。

相方 「よっしゃ〜、ウテメリンパワーで復活!」
私  「早すぎない?もう少し寝てなよ・・・。」
相方 「だってお好み焼きが・・・。」

・・・まったく。まぁその食欲があれば大丈夫か・・・。

  2004/03/07 (Sun)
今日も相方は一日の大半をベッドの中で過ごしている。ラジオを聴きながらベビー用品のカタログや小説を読む毎日だ。退院して今までよりは自由に動けるようになったものの、まだまだ退屈でつらい日々が続いている。

私  「ケーキでも食べる?」
相方 「あれ?ケーキなんてあったっけ・・・。」
私  「買ってこようかと思って。」
相方 「やった〜。食べる食べる〜!」

考えてみればちゃんとした退院祝いをやっていなかった。それに入院中の甘いものといったら、夕食に出てくるフルーツくらいしかない。駅前のケーキ屋に行ってミルクレープとレアチーズケーキを買い、紅茶を入れて相方の退院祝いをする。

相方 「・・・あぁ〜・・・生クリームだ・・・この味、何日ぶりだろう・・・。」

ここまで感動してくれるとは思わなかった。どうやら至福の時を味わってもらえたようだ。
夜、風呂上がりに足のつめを切っていた相方がつぶやく。

相方 「最近、つめを切るのが苦しくなってきたんだよねぇ。」
私  「おぉー、なかなか妊婦らしい発言だな。」
相方 「歩くのもバランスとるのが難しくなってきてるし・・・。」
私  「おいおい、それは危ないぞ。ゆっくり、ゆっくりね。」
相方 「うん。なにしろ明日は久しぶりの外出だしね。病院まで電車で行っちゃおうかなぁ・・・。」
私  「ダメ〜っ。まったく何を言ってるんですか・・・タクシーで行きなさい。」

明日は入院していた病院で、退院後の経過を診るための検査がある。家に帰ってきてからまだ一度も外に出ていない相方にとって、行き先が病院であっても楽しみなイベントなのだろう。検査の結果が良好で再入院にならないことを願う。


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LastUpdate 2004/07/06