里帰り出産をする人の多くがそうであるように、相方も産婦人科を退院したあとは、しばらく陽香と一緒に実家で過ごした。そうすることで育児の先輩である両親に、いろいろと助けてもらうこともできる。私も今まで通り週末を相方の実家で過ごした。
相方が3時間ごとに目を覚ます陽香と本格的に格闘を始めたころ、私は陽香の保険証取得や県民共済への加入、乳幼児医療費補助資格等の申請をした。
そんな時、会社から帰ってきてポストを開けると、市役所から1通の手紙が届いていた。宛名を見ると驚いたことに陽香宛てではないか。陽香宛てに来た第一号の手紙だ。
誕生おめでとうのメッセージだろうか・・・。市役所もなかなか粋なことをするじゃないか。そんなことを考えながら封を開ける。中から出てきたのはA4の紙が1枚・・・。
〜 住民票コード通知票 〜
住民基本台帳法により、上記のとおりあなたの住民票コードを住民票に記載しましたので通知いたします。
・・・期待した私がバカだった。
住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)の番号を知らせる手紙。これが産まれて始めて陽香に来た手紙か・・・。いきなりデジタル情報とは、なんだか妙に淋しいなぁ・・・。
|