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  あっという間の3ヶ月
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指しゃぶり陽香とおしゃべり身体測定ベビーカー飛び出す絵本3ヶ月
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  大人の味
誕生から1ヶ月半を過ぎたころ、相方がピジョンから発売されている新生児向け麦茶を買ってきた。箱には「生後1ヶ月頃から」と書かれている。陽香は風呂上がりに母乳や湯ざましを飲んでいるが、試しにこの麦茶を飲ませてみることにした。
箱を開けると粉末のスティックが12袋入っている。1袋を120ccの湯ざましに溶かして作る。しかし陽香が飲む湯ざましの量は多くても40ccなので、飲めるだけ飲ませて余った分は我々が味見をすることにした。

ベビー麦茶
沐浴を終えたばかりでご機嫌な陽香を抱いて、麦茶の入った哺乳瓶を陽香の口にあてる。飛びつくようにして哺乳瓶の先を口の中に入れた。
お、飲んだ・・・と思ったのもつかの間、しきりに舌を使って哺乳瓶の先を口の外に押し出そうとする。明らかな拒否反応だ。何度試しても飲もうとしない。

私 「いらないみたいだねぇ・・・。」

麦茶はまだ大人の味だったようだ。

ちなみに残りは相方と2人で飲んでみた。パッケージには「厳選した二条大麦を蒸したあと、浅く炒りあげ、マイルドに仕上げてある」と書いてあるが・・・まぁ、ちょっと薄めの普通の麦茶かな・・・。

  綿棒アタック
生後2週間を過ぎたころからずっと陽香を悩まし続けているものがある。・・・便秘だ。
産まれてすぐのころは一日に何度も出ていたのが、今では3、4日経っても出ない。当の本人はいたって元気で、機嫌も悪くないのだが、親からすればやはり心配だ。
そんな時に登場するのが便秘解消の秘密兵器「綿棒」である。要は浣腸をするわけだが、いやぁこの効果が本当にすばらしい。綿棒の先にオイルを塗り、陽香のお尻に2cmほど入れてからぐりぐりと回す。陽香もふがふが言いながら体中に力を入れる。そして次の瞬間・・・そりゃもう出るわ、出るわ。

私  「よっしゃ!よくやった陽香!えらいっ!」
相方 「すごいすごい!いっぱい出るよ〜。」

おむつひとつじゃ受けきれないので、途中で新しいのに交換したりして・・・。こんな状況をはしゃいで喜べるのは絶対に親だけだろう・・・。

  笑顔
陽香 「ほへ・・・ひゅん・・・はふ〜・・・」

そんな声を出しながら、大きく目を開けて手足を動かしている時の陽香は、すこぶる機嫌がいい。すかさず陽香のとなりに添い寝をして手をつなぐと、目の前に突如現れた私の顔をじっと見つめてくる。

私 「はぁ〜るぅ〜かぁ〜。」

笑顔
と少し高めの声でゆっくり名前を呼ぶと、にか〜っ口を開けて嬉しそうに笑うのだ。この顔を見たらもう止まらない。

私 「は〜るか〜、は〜るか〜、は〜るか〜、ね〜、は〜るか〜・・・」

陽香が飽きるまで名前を呼び続けて笑ってもらう。

相方 「最近は絵本を見せても笑うんだよ〜。」

相方も昼間しあわせな時間を過ごしているようだ。自分の子供の笑顔は、つかまれた心を決して離さない魔力があるな・・・。

  小児科デビュー
誕生2ヶ月記念を目前に控えた7月23日、陽香はついに小児科デビューを果たした。とはいっても乳幼児によくある鵞口瘡(がこうそう)という病気なので心配はない。
鵞口瘡とは、乳幼児の口内にできるカンジダというカビによる感染症だ。舌や唇がミルクのかすのような白色に染まり、軽くこすっても取ることができない。ただ哺乳には無害であり、自然と治るので放っておいてもよいのだが、程度が強くなると痛みがでて哺乳力が落ちるので塗り薬で治療する。
陽香の舌もいつの間にか白くなっていたので、毎日母乳やミルクを飲んでいるせいだとばかり思っていた。こすっても色が落ちないことから、相方がおかしいと感じて小児科に連れて行き、初めて鵞口瘡だとわかったのだ。さすがは母親である。私は病気だという想像すらしなかった。

というわけで小児科から舌に塗る薬をもらってきた。塩化メチルロザニリンと呼ばれる薬品で、綿棒に湿らせて患部に塗るのだが、これが濃い紫色をしているのだ。しかも鵞口瘡で白くなっている所にだけ、きれいに着色される。
楽しそうに笑う陽香の口の中で、紫色に染まった舌が踊る。・・・不気味だ。
これを1日2回、1週間ほど塗れば治るらしい。しばらくの我慢だ。陽香本人は不快に感じていないようなのでよかった。

そうそう、小児科デビューのついでに陽香の便秘も解消してもらた。先生の話では、夏は汗で水分を消費してしまうので便秘の子供が多くなるとのこと。母親に連れられて来て、浣腸だけして帰る子もいるらしい。
確かに今年の夏は暑い。まだ7月だというのに、東京では39.5℃を記録した。予報では残暑も厳しいらしい。陽香の便秘もしばらくは続きそうだ・・・。

  抱きぐせ
陽香も徐々に抱きぐせがついてきた。
おなかも減っていないようだし、おむつも汚れていない。だけどなんだか機嫌が悪い。大きな声を出して泣きはしないが、絶えずぶへぶへ言いながら激しくエビ反りをして向きを変えている。そんな時は抱き上げてあげると、とたんに機嫌が良くなる。
陽香の背中をトントンと軽く叩きながら、ゆっくり部屋の中を歩く。しばらくは不思議そうな目をして目の前の変化する景色を見ているが、ほとんどの場合、5分もするとスヤスヤと眠ってしまう。

ところでこの赤ん坊が寝ていく過程というのは、何度見ていてもおもしろい。大きく開いていた目が急にとろんとしてきて、手足からも一気に力が抜ける。それから本当に少しづつ目が閉じていくものの、何度かぱちっと目を開けて振り出しに戻る。それでも我慢できなくなって、完全に目が閉じられると、口の両端を引きつらせるようにしてニヤッと笑ってから眠りにつく。この笑顔は赤ん坊の原始反射のひとつで、本当に笑ってはいないのだが、やはりかわいい。
完全に目が閉じてもしばらく抱き続け、陽香本人に気づかれないよう静かに布団に置く。しかしほとんどの場合、5分も経たないうちに目を覚まし、再びぶへぶへ言い出すのだ。
布団の上で目を覚ました陽香を見て、我々が言う。

抱きぐせ
私  「あ、バレた。」
相方 「気づかれたか。」

布団の方が背中が蒸れて気持ち悪いのだろうか・・・。再び抱いてやるとすぐに目を閉じて、気持ち良さそうにまた寝てしまう。

私 「よくこんなデコボコして不安定な腕の上で寝られるよなぁ・・・。」

日に日に重くなっていく陽香を腕で感じながら、嬉しそうにそんなことを言うのが、最近の私のしあわせだったりする。

  どこでもメリー
私の両親から陽香にベッドメリーがプレゼントされた。 ベッドメリーとは、ベビーベッドに取り付けて赤ん坊の顔の上でゆっくり回るおもちゃのことだ。とは言っても我が家にベビーベッドは無く、陽香は床に敷かれた布団で寝ている。布団のまわりに取り付けられるような場所も無いので、我々はベッドメリーを置くのは無理だと思っていた。
ところが両親が買ってきてくれたのは床に直接置けるタイプだった。ベビー用品大手のCombiの商品で、その名も「どこでもメリー」。もちろんベッドの柵に取り付けることもできるが、専用のスタンドが付いていて床に置くことが可能になっている。
早速組み立てて、陽香の布団の脇に設置する。ゼンマイを巻いてスイッチを入れると、オルゴールの音とともにメリーがゆっくりと回り出した。

どこでもメリー
陽香の反応はというと・・・これがあまりのわかりやすさに笑ってしまった
それまでずっとぶへぶへ言いながら手足を動かしていたというのに、メリーが回り出したとたん、ピタッと動きを止めてじっとメリーの方を見つめ始めたのだ。
さすがは定番おもちゃだけのことはある。産まれて2ヶ月の赤ん坊の心を一瞬にしてつかんでしまった。

陽香はこのどこでもメリーをいたく気に入ったようで、昼間も相方にちょくちょく回してもらっているらしい。

相方 「メリーが止まるとね、回して〜って訴えるんだよ。」

相方も嬉しそうだ。

  指しゃぶり
2ヶ月を過ぎたころから、陽香の指しゃぶりが本格化してきた。おなかが空いていなくても、自分の親指を根元まで口に入れ、音を立ててしゃぶっている。

指しゃぶり
陽香 「ちゅぱっ・・・じゅっ・・・ちゅぽっ・・・」

遠くを見ながら、無心に指をしゃぶる姿はなんともかわいい。両親が会いに来ても、この姿を見ると妙に盛り上がる。

おなかが空いているときは、指をしゃぶっても何も出てこないことに気がついて、しばらくすると大声で泣き出す。この時、私の指を陽香の口に入れるとものすごい勢いで吸い始める。吸啜(きゅうてつ)反射だ。しかしこれまた何も出てこないことがわかると、さらに大きな声で泣きわめく。

私  「はっはっは。陽香〜、だまされましたね〜。」
相方 「やめなさい・・・。」

今夜も真っ暗な部屋で、ちゅぱちゅぱと陽香が指をしゃぶる音だけが響き渡る・・・。明日の朝もこの音で起こされるんだろう・・・。

  陽香とおしゃべり
2ヶ月と1週間を過ぎたころから、陽香は今までとは違った声を出すようになってきた。陽香の横に添い寝をして、少々高めの声で私が同じように発音すると、陽香も次から次へといろいろな声を出してくる。

陽香 「あ〜・・・」
私  「あ〜。」
陽香 「はふぅ〜・・・」
私  「はふぅ〜。」
陽香 「あくぅ〜・・・」
私  「あくぅ〜。」
陽香 にか〜っ(満面の笑み)

陽香も楽しそうだ。これはもうれっきとした「おしゃべり」である。しかもこの「あくぅ〜」がたまらない。

陽香 「あくぅ〜」
私  「ん?あっくん?今、あっくんって言った?そっか〜、名前を呼んでくれてるのかぁ〜。」
相方 「・・・言ってないじゃん。」

こりゃ最初に話した言葉は「あっくん」で決まりだな。でかしたぞ、陽香。

  身体測定
近くの役所には保険センターが併設されていて、月に一度、乳幼児向けの身体測定を行っている。子供の簡単な成長度合いのチェックと、身長、体重の測定、育児相談を無料でしてくれる。前回は相方一人で陽香を連れて行ってきたが、今回はちょうど徹夜明けで早く帰ってこられたので、私も一緒について行くことにした。
受付開始の13時30分に役所に到着し会場へ向かうと、そこには子供を抱いた母親たちで、すでに30人ほどの行列ができていた。うーん、これほど人気があるとは思ってもいなかった。
ところでこの日は8月12日、世間はどうやら夏休みらしい。そのためかダンナと一緒に来ている親子も多い。相方の話では、前回はほとんど男性がいなかったそうだ。

受付を済ませるとまずは問診を受ける。長机と椅子が置かれた広い部屋に、大勢の親子が順番を待っていた。確かここは両親学級で講義を受けた部屋だ。部屋の1辺には長机が並べられていて、保健士の女性が5〜6人座り、母子と1対1で問診を行っている。
我々も空いている椅子に座り、受付番号と一緒に渡された問診票に陽香の現状を記入しながら待っていると、10分ほどで番号が呼ばれた。残念ながら問診の席はひとつだったので、陽香を抱いた相方が1人で受けたが、保健士の方は常に笑顔で進めていた

身体測定
問診が終わると計測を行っている部屋へと移動する。先ほどと違ってここには机も椅子もない。あるのは床全面に敷かれたグリーンのマットのみ。たくさんの親子が靴を脱いでその上に座り、自分の子供の服を脱がせたり、おむつの交換をしたりしている。なんとも不思議な光景だ。
我々もマットに陽香を置いて服を脱がす。周りでは脱ぐのが嫌で泣いている子も多いが、陽香は不思議そうにきょろきょろと周りを見ていた。ちょっと楽しそうでもある。部屋の隅に保健士の方が2人いて、テンポ良く身長と体重を測っている。こちらは特に順番が決まっていないようなので、タイミングをみて自ら測りに行くようだ。
ところで私は身長と体重は別々に測るものだと思っていた。陽香が産まれたときも、小さな体重計に乗せられたあと、看護婦さんがメージャーで身長を測っていた。しかし今回の計測器は、直方体の箱型をした体重計の1辺に目盛りがついていて、身長と体重が同時に測れるようになっているのだ。なかなかの優れものである。
狭い箱に入れられた陽香は少し暴れるかなと思ったが、最後までなすがままの状態でおとなしくしていた。箱にぴったりと収まっている姿はなんともかわいく、おかしい。測定結果は身長が56cm、体重が4380gだった。産まれた時からたった2ヶ月半で身長は10cm伸び、体重は約2倍になったわけだ。小さく産まれても、陽香は陽香なりにぐんぐん成長している

そして最後は育児相談だ。問診と同じように保健士の方と1対1で自由に話をする。今度は私も同席することができた。
とにかく看護士の女性は我々に対して絶えず笑顔で話をしてくれる。「つらいことや、不安なことがあったら何でも話してちょうだい。私はあなたの味方よ。」というオーラを常に発している。1人で悩むというのは本当につらいことであり、気がつかないうちにストレスが溜まっていく。初めて育児をする親にとって、このような時間はとっても重要だろう。

問診、計測から育児相談まで、これだけの内容が無料で受けられるのだから喜ばしいかぎりだ。陽香が小児科デビューをしたときもほとんど医療費を払う必要がなかった。当然これらは税金でまかなわれている。税金はちゃんと払わなければいけない。こういう体験をすると改めてそう思う。

さて、この日は保険センターまでタクシーできたが、帰りは電車に乗ってみることにした。陽香にはこれが初めての電車体験だ。流れる外の景色でも見せてその反応を楽しもうと思っていたのだが、当の本人は相方がつけた抱っこ紐の中でスヤスヤと眠ってしまった
意外だったのは電車に乗ってすぐ、座っていた女性が相方に席を譲ると言ってくれたことだ。次の駅で降りるので遠慮したが、おもしろい体験だった。陽香を抱いて外を歩いていると、すれ違う人の多くが笑顔でこちらを見てくる。そういえば相方の妊娠中にベビークーハン(赤ん坊を運ぶためのカゴ)を実家に届けたときもそうだったっけ・・・。相方も平日の夕方に陽香を抱いて散歩をしていると、近所の人によく話しかけられるらしい。
いやはや、赤ん坊の魅力というのはすごいものだ。

  ベビーカー
相方の両親が陽香の誕生3ヶ月記念にベビーカーを買ってくれるという。

相方のリサーチで、近所のデパートでは売り場面積が狭く、品揃えも少ないことがわかったので、家から少し離れたところにあるベビー用品の大手「アカチャンホンポ」に行ってみることにした。ベビー用品店は陽香が産まれる前に行った「西松屋」以来2度目だ。さすがは専門店、広い店内にはベビー服からおもちゃ、寝具、ベビーフードに内祝いギフトまで、一通り揃っている。

もちろんベビーカー売り場にもたくさんの商品が置かれ、自由に試すことができるようになっていた。
そもそもベビーカーは財団法人製品安全協会(SGマーク)が定めるA型B型の2種類に分かれている。A型は生後1ヶ月くらいから使用できるもので、水平レベルまでリクライニングが可能で、タイヤも大きく、振動にも強い。またベビーカーを押す人と赤ん坊が対面するように変えられるものが多い。しかしその分、機構が複雑で重いという欠点がある。B型はその逆でリクライニングの角度は狭く、タイヤもA型に比べると小さいが、重量が軽い。ただし対象月齢は7ヶ月からとなっている。
SGマークは付かないが、この両方をいいとこ取りをしたタイプのAB型というのもある。生後2ヶ月くらいから使えて、重さはA型よりも軽いが、対面式にできるものは少ない。
陽香の月齢が3ヶ月なので、我々の選択肢は必然的にA型かAB型になる。二人で話し合って、対面式はいらないのと、できるだけ軽いのがほしいという理由でAB型を買うことにした。
あとは売り場にある1台1台を触ってみて気に入ったものを探していく。最初は畳んであるベビーカーの開き方すらわからなくて、店員さんに助けてもらったりもしたが、だんだんとそれぞれの使い勝手がわかってくる。相方が1人で使うときは、駅の階段等で片手に陽香を抱いて行わなければならない。きっと他にも何かしらの荷物は持っているだろう。その辺も考えながら選んでいく。

ベビーカー
最終的に決めたのはCombiの「ウェルフラット170°EG ST−480」だ。最後までCombiと並ぶベビー用品メーカー「Aprica(アップリカ)」のものと悩んだ。どちらも重量は約4kgと同じで、値段もそれほど変わらない。対象月齢も同じ。しかし決定的に違う点がひとつあった。たたんだときのコンパクトさだ。
一般的にベビーカーというものは、パイプ椅子のように子供の足が乗る部分を手前に引き上げてたたむ。タイヤがついているので折りたたんだ状態でもしっかりと立つのには感心する。しかしCombiのベビーカーはここからがすごかった。平たく折りたたんだ状態から、さらに内側へ折り込むことができるのだ。これにより使わないときの設置面積が、他の製品に比べて遥かに小さくなっている。

私  「くぅ〜っ、このギミックはたまらなくかっこいいぞ。まるで合体ロボのようだ・・・。」
相方 「何を感動してるんだか・・・。」

しかしこりゃ分解したら絶対にもとには戻せないな・・・。
Combiはボディーカラーも素晴らしかった。全体を引き締める深い赤色が高級車のようで、ベビーカーだというのに気品すら漂わせている。
もちろん最後は、陽香に実際に試乗して乗り心地をチェックしてもらう。思っていたよりクッション性が高く、乗っている陽香も機嫌がいい。押している相方も嬉しそうだ。スポンサーの両親にも「あら、かわいい〜」と好評だった。

そのうちこのベビーカーに収まらないくらい大きくなるんだろうな・・・。それまでタイヤが擦り減るくらい乗り回そうじゃないか。

  飛び出す絵本
相方の友人から、「あっぷっぷ」という飛び出す絵本をいただいた。クマやウサギなど、5匹の動物がこちらに向かって次々と「あっぷっぷ」をしてくれる。動物1匹につき2ページで構成されていて、1ページ目は「あっぷ」までの普通の平面ページ、2ページ目で動物の顔が「ぷ〜っ」と飛び出す仕掛けだ。動物の顔の変貌ぶりと飛び出し方が激しいので、大人が見ても楽しめる。
生後2ヶ月ごろの陽香にこの本を見せたところ、不思議そうな顔で見つめてはいるものの、それほど興味を示さなかった。しかし3ヶ月に近づくにつれ、本に対する反応が明らかに大きくなってきた

ひとりで遊んでいる陽香の前に本を立ててみる。表紙を見ただけで大きく目を開き、ぴたっと動きを止める。私はページをめくり、あっぷっぷを始める。

飛び出す絵本
私  「あっぷ、あっぷ、あっぷ、あっぷ・・・」
陽香 「ふぅ〜っ、ふごぉ〜。」

1ページ目から既に興奮状態だ。おもしろいほど鼻息が荒い。
興奮状態の中、一気に次の飛び出すページへ進む。

私  「ぷ〜〜〜っ!」
陽香 「うきゃ〜!ひゅ〜ん!

首を左右に振って大喜びだ。あまりに喜んでくれるので、ついつい陽香が飽きるまで繰り返しやってしまう。動物によって声の質や読み方も変えてみる。こうなるともう、ただのアヤシイおっさんだな・・・。

演技派お父さんが、これからも山ほど絵本を読んであげようじゃないか。

  3ヶ月
8月28日で陽香はめでたく生誕3ヶ月を迎えた。この3ヶ月、我々も新しい発見の毎日で本当にあっと言う間に過ぎていった。

育児書の通り、3時間おきに起きていた陽香も最近は明らかに続けて寝る時間が長くなっている。夜8時くらいになると決まってぐずりだし、しばらく相方の腕に抱かれたあと眠りにつく。しかし一度寝てしまうと、途中何度か動きはするものの、深夜3時を過ぎても目を覚まさない。仕方がないので、相方は寝ている陽香を抱いて授乳をする。陽香も寝ながら飲んでいる。こんな感じなので以前よりも相方はまとまって寝られるようになった。家族3人が朝まで全く起きない日もある

陽香
ただし朝は早い。陽香が目を覚ますのは6時前。ひとりでぶへぶへ言いながら自分の手と遊び始める。それからしばらくして、おむつが汚れていることに気が付くと暴れだし、その音で我々も7時前には目を覚ます。家族そろって健康的な生活だ。

そういえば便秘も以前よりだいぶ改善され、ほぼ毎日出るようになった。陽香も機嫌がいい。

体重は5kgにあと少しのところまできている。数日後には5kgを越えるだろう。産まれた時の体重が2238gだから、1日平均30gずつ大きくなっている計算だ。2kgちょっとしかない人間が、毎日30g重くなっていくのはすごいことだと思う。
首がすわっていないので、いまだに横抱きをしているが、30分ほど抱いているとさすがに手が痺れてくる。5kgといえば米の袋を持っているのと同じこと。我々が疲れるのも無理はないだろう。

3ヶ月を目前にしてついに声を出して笑うようにもなった。私がいろんな顔をしながら陽香に向かって名前を呼んでいるときだった。最初は思わず声が出てしまったという感じだ。

陽香
私  「は〜る〜か〜。」
陽香 「へけけけっ!
相方 「あっ、声が出た!今、声出して笑った!
私  「おぉ〜っ!よくやったぞ陽香!

私  「は〜る〜か〜。」
陽香 「えけけけけっ!
相方 「うわ、すご〜い!」

二人して大喜びだ。
こんなかわいい声で笑ってもらえるなら、いくらでも変な顔をしてあげよう。メイクだろうがカツラだろうが喜んで引き受けよう。そう思えるほどの素敵な声なのだ。

3人の生活が始まって2ヶ月になろうとしている。これからもどんな新しい仕草や表情を見せてくれるのだろう。毎日が楽しみで仕方がない。


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LastUpdate 2004/10/10